文アル舞台の感想・口コミまとめ!おすすめは文劇1

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DMMGAMEから配信されている人気ゲーム、『文豪とアルケミスト』こと『文アル』。

その舞台シリーズである『文劇』は、原作ファンにも高い人気を誇っています。

今回は今まで上演された5作品について、文アル古参プレイヤーであり、文劇シリーズを全て観劇した筆者が、それぞれの作品の感想と口コミをご紹介します!

以下、感想や口コミの中でストーリーのおおまかな展開やテーマなどが紹介されます。大きなネタバレを含むことは一切ありませんが、まっさらな気持ちで作品に臨みたい!と思っている方はお気をつけください。

 

文劇1の感想と口コミ

数字1

文劇シリーズ第1作目(文劇1)の基本情報は以下の通りです。

文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌(エレジー)

 

公演時期:20192月〜3

 

キャラクター/キャスト

  • 太宰治/平野良
  • 織田作之助/陳内将
  • 坂口安吾/小坂涼太郎
  • 佐藤春夫/小南光司
  • 中原中也/深澤大河
  • 志賀直哉/谷佳樹
  • 武者小路実篤/杉江大志
  • 江戸川乱歩/和合真一
  • 芥川龍之介/久保田秀敏

あらすじ

文劇1こと『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌』のあらすじは以下の通りです。

あらすじ

文学作品を守るためにこの世に再び転生した文豪たち。 親友たちとの再会、そして前世では ありえなかった出会いに喜ぶのもつかの間、 太宰のあこがれの人、芥川龍之介の作品が侵蝕される。 芥川先生の作品は俺が守る!と意気込み、 仲間を引き連れ潜書する太宰だったが——

 

感想

太宰から芥川へのラブストーリー。この一言に尽きます。転生後初めて会えた憧れの人、芥川を太宰が救おうとするお話です。

2人の他には織田作・安吾・中也・志賀・武者・乱歩が登場するんですが、それぞれのキャラクターの魅力もきっちり捉えられていて、特に掛け合いがとても軽妙かつ深みがあって面白いです。

まさに、関係性を重視する文アルならではの構成ですね。

主軸は太宰の一途すぎる愛ですが、コメディ色もかなり強く、笑えるポイントがちょいちょいあります。

演出家の方も公演後、「大人のコメディ」とコメントしてらっしゃいました。

重すぎず、軽すぎず、観た後「面白かったなあ」と噛み締めたくなるような、そんなシリーズ一作目です。

 

口コミ

 

ギャグとシリアスのバランスの良さを評価している声が高いようです。

また、これは2.5次元舞台あるあるですが、俳優さんの顔やスタイルの良さに言及しているコメントも多い印象でした。

 

文劇2の感想と口コミ

数字2

文劇シリーズ第2作目(文劇2)の基礎情報は以下の通りです。

文劇とアルケミスト 異端者ノ円舞(ワルツ)

 

公演時期:201912月〜20201

 

キャラクター/キャスト

  • 志賀直哉/谷佳樹
  • 武者小路実篤/杉江大志
  • 有島武郎/杉山真宏(JBアナザーズ)
  • 坂口安吾/小坂涼太郎
  • 国木田独歩/斉藤秀翼
  • 島崎藤村/小西成弥
  • 萩原朔太郎/三津谷亮
  • 芥川龍之介/久保田秀敏

あらすじ

文劇2こと『文劇とアルケミスト 異端者ノ円舞』のあらすじは以下の通りです。

あらすじ

文学作品を守るためにこの世に再び転生した文豪たち。 侵蝕者との戦いは新しい仲間も加わりながらも続いていた。 そんなある日、有島武郎の作品『カインの末裔』が侵蝕される。 有島武郎と同じ白樺派である志賀直哉と武者小路実篤は、 仲間の作品を救うべく潜書するが——

感想

とにかく「友情」のお話です。メインは志賀と武者で、白樺派の作品が次々と侵食されていくことを軸に話が展開します。

志賀、武者以外には、有島・藤村・国木田・芥川・朔・安吾が登場していますが、それぞれ、自分の中に抱えている「置いていく者・置いていかれる者」の対比がとても切ないです。

この「置いていく者・置いていかれる者」というテーマを絡めて、「友情とは何か」を問うていくお話になります。

とにかく武者がキラキラしていて、志賀と武者、この2人が交わす真っ直ぐな眼差しに胸がいっぱいになるラストです。

よければ武者小路実篤の『友情』をお読みになってから観劇すると、より楽しめると思います。

 

口コミ

メインとなる志賀と武者は文劇1からの続投なので、やはり文劇1から安定した2人の信頼関係に言及した意見が多かったです。

また、朔が可愛い!という声も。

確かに1人でオロオロしている印象があってとても可愛かったです。

 

文劇3の感想と口コミ

数字3

文劇シリーズ第3作目(文劇3)の基礎情報は以下の通りです。

文豪とアルケミスト 綴リ人ノ輪唱(カノン)

 

公演時期:20209

 

キャラクター/キャスト

  • 太宰治/平野良
  • 北原白秋/佐藤永典
  • 萩原朔太郎/三津谷亮
  • 室生犀星/椎名鯛造
  • 中原中也/深澤大河
  • 江戸川乱歩/和合真一
  • 芥川龍之介/久保田秀敏
  • 館長/吉田メタル

 

あらすじ

文劇3こと『文豪とアルケミスト 綴リ人ノ輪唱』のあらすじは以下の通りです。

あらすじ

文学作品を守るためにこの世に再び転生した文豪たち。 館長に導かれ、憧れの芥川龍之介と出会い、喜びに浸る太宰。 しかし、そんな平穏を壊すかのように、北原白秋の『からたちの花』が侵蝕され、作者本人が自身の作品に取り込まれるという、未曾有の事態に。 北原とその作品を救うべく、太宰ら文豪たちは潜書をするが——

 

感想

物凄くインパクトのある言葉で評価してしまうと、『地獄』です。

文劇12とは違う図書館で、ラストシーンが文劇1の冒頭に繋がっています。

登場する「館長」もゲームに登場する「館長」ではありません。

文学を守るために転生した文豪達が、文学を利用され、呑まれ、潰されていく様がありありと描かれています

最終的にバッドエンドの結末です。

しかし、救いの見えない過酷な状況でも、己が信じた文学を守ろうとする文豪達の姿には胸を打たれます。

特に北原白秋がとにかくカッコいいです。

国民詩人として生きた彼の、文学を守るための叫びは、強く心に刺さりました。

私が初めて観た文劇がこの作品だったのですが、当時はコロナ禍でイベントが軒並み規制されていた時の上演でした。

「文学や芸術なんていう娯楽は無くても命は繋いでいける、けれどそれ無しでは人は生きていけない」というメッセージが色濃く描かれた作品です。

とても重く苦しい内容なので、決してこの作品からは観劇してほしくはないですが、文劇シリーズを観る上で、必ず観ていただきたい一作でもあります。

 

口コミ

 

文劇3の感想を調べると脅すようなコメントばかり出てきますが、『地獄』と形容されるように、確かに重く、非常に考えさせられる作品です。

出演するキャラクターを好きであればあるほど心が苦しくなる傾向があります。

ただ是非観てほしい作品ではあるので、どうか覚悟を決めてご覧になってほしいです。

 

文劇4の感想と口コミ

数字4

文劇シリーズ第4作目(文劇4)の基礎情報は以下の通りです。

文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱(アリア)

 

公演時期:20222

 

キャラクター/キャスト

  • 徳田秋声/赤澤遼太郎
  • 泉鏡花/山﨑晶吾
  • 佐藤春夫/小南光司
  • 国木田独歩/斉藤秀翼
  • 川端康成/正木郁
  • 里見弴/澤邊寧央
  • 尾崎紅葉/玉城裕規
  • 太宰治/平野良

 

あらすじ

文劇4こと『文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱』のあらすじは以下の通りです。

あらすじ

文学作品を守るためにこの世に再び転生した文豪たち。尾崎一門が奇跡的な再会を果たし、皆それぞれが懐かしさに浸る中、どこか戸惑いを隠せない様子の徳田秋声。

ある日、徳田の師である尾崎紅葉の作品『金色夜叉』が突如侵蝕される事態が起こる。太宰治らの協力のもと無事作品に潜書し、侵蝕者にとどめを刺そうとするが——

 

感想

秋声、尾崎一門を中心にして、それぞれの図書館での成長を描いた話です。

文劇シリーズをシーズン分けするなら、第二部始まりの一作とも言えます。

時系列的には文劇12以降のどこかの時間軸のようですが、あまり関連性はないため、この作品から文劇シリーズを観始めるのもおすすめです。

ゲームプレイヤーにとっては、「古参ではない秋声」というのがかなり新鮮に思えるかと思います。

青臭さがあり、尾崎門下の弟子として、図書館の新人として振る舞う秋声は中々可愛らしく、また劇終盤の成長具合に感慨深くなれます。

 

口コミ

秋声がカッコいい!!というコメントが多いように見えました。ゲームプレイヤーにとっては一番初めに出会って支えてくれる文豪なので、愛着がある原作ファンも多いのでしょう。

 

文劇5の感想と口コミ

数字5

文劇シリーズ第5作目(文劇5)の基礎情報は以下の通りです。

文豪とアルケミスト 嘆キ人ノ廻旋(ロンド)

 

公演時期:20229

 

キャラクター/キャスト

  • 芥川龍之介/久保田秀敏
  • 菊池寛/岩城直弥
  • 江戸川乱歩/和合真一
  • 室生犀星/椎名鯛造
  • エドガー・アラン・ポー/鷲尾修斗
  • ハワード・P・ラヴクラフト/小林涼
  • 夏目漱石/寿里
  • 久米正雄/安里勇哉(TOKYO流星群)

 

あらすじ

文劇5こと『文豪とアルケミスト 嘆キ人ノ廻旋』のあらすじは以下の通りです。

あらすじ

文学作品を守るためにこの世に再び転生した文豪たち。幾度となく侵蝕者と戦ってきた芥川龍之介は、同じ新思潮で親友の菊池寛らと再会。

喜びもつかの間。なんと彼の師である夏目漱石の『こころ』が侵蝕される事態に。一刻も早く潜書し、侵蝕を食い止めなければならない。しかし同じ夏目門下である久米正雄が芥川との協力を拒み、散り散りで潜書することとなる。

敬愛する師の作品に足を踏み入れてもなお、手を取り合えない二人。菊池や江戸川乱歩の応戦もかなわず侵蝕者によって窮地に追い込まれるがエドガー・アラン・ポーとハワード・P・ラヴクラフトの活躍により浄化成功。図書館で待つ、室生犀星と夏目の元に帰還する。

海外文豪らの武勇を称え、生前の作品について花を咲かす面々を横目にかつての同志であった芥川らだけでなく、異国の文化を持つ海外文豪らを受け入れられない久米と周囲との軋轢は大きくなるばかり

そんな最中、突然姿を消した久米。時を同じくして『破船』が侵蝕された。とてつもない負に抗いながら、潜書を試みるも久米の意思を形にしたかのような結界に拒まれ——

 

感想

久米がメインのお話です。彼を中心として、周囲を巻き込みつつ、「文学者とはどうあるべきか?」という問いをテーマにお話が展開していきます。

かなり重いテーマだと思うかもしれませんが、文劇らしいコメディ色も多々あります。というか乱歩さんがやっぱりかなり面白いです。

海外文豪も加わっているため、彼らクセの強すぎる面子が定期的に空気を緩和させにきます。

また、今作で芥川が文劇シリーズを通した大きな成長を遂げます。

文劇123を見ているとより芥川の成長への感慨深さを感じるので、是非過去作を観劇されてからご覧になってみてほしいです。

 

口コミ

文劇5は円盤がまだ発売されていないため、ファーストインプレッションを噛み締めた感想が多いですね。

久米に惹かれた、という声が多いような気がしました。またギャグパートが面白かった!という感想も多かったです。

 

文アル舞台を見るなら?おすすめは文劇1

疑問

文アルの舞台シリーズ、『文劇』は現在5作上演されてきましたが、一番初めに視聴する作品としておすすめするのは、文劇1『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌』です。

なぜおすすめなのか、また、どうすれば試聴できるのかを、以下の項目で解説します。

 

おすすめポイント

文劇1を初めての文劇視聴におすすめする理由は以下の3つです。

  • 観る方法が多い
  • 一番最初の公演である
  • ギャグとシリアスのバランスが良く、文劇の雰囲気が掴みやすい

まずは、観る方法が多いということです。

文劇シリーズはアーカイブの配信があるもの、公演DVDのみ発売されているものなどがあります。

文劇1は最も多くのサイトで配信されており、また初演から時期が経っているため、公演DVDも比較的入手しやすいです。

つまり、アーカイブを視聴する術が文劇シリーズの中で一番多い作品となっています。

 

次に、一番最初の公演であるということです。

普通、舞台シリーズは、作中の時系列がバラバラでも、公演順に従って観客が観ていくことを前提に作られています。

なので、シリーズを通して観たい、という場合は、とにかく第1作目から観た方が、制作側の意図に一番沿った観方になると思われます。

 

最後に、文劇の雰囲気が掴みやすいということです。

文劇1は文劇シリーズの第1作目だけあって、文劇全体の世界観や、キャラクターの描き方が理解しやすい構成になっています。

また、テーマもわかりやすく、重たすぎず軽すぎずなちょうど良い塩梅のストーリーになっているのです。

「なるほど、これが文劇なんだな」という雰囲気を掴んでもらうのにぴったりの作品となっています。

 

文アル舞台の配信を見る方法

文劇シリーズのサブスク配信を行っているのは、DMMTVdアニメストアの2つです。

DMMTV視聴ページ

視聴可能作品:文劇1、文劇2、文劇3

料金:月550

dアニメストア:視聴ページ

視聴可能作品:文劇1、文劇2

料金:月440(20233月より月550)

文劇4と文劇5のサブスク配信は、いずれの配信サービスでもありません。

dアニメストアの方が料金は安いですが、後々値上げすることが決まっています。

DMMTVの方が観られる作品数が多いので、DMMTVをおすすめします。

また、DMMTVでは、新作の公開直前に一挙無料配信を行う可能性が高いです。

過去には文劇5、文劇4の公開前にDMMTV(旧:DMM動画)で無料一挙放送が行われました。

最新作、文劇6の公開前にも、今までの作品の一挙配信がDMMTVで行われるかもしれません。

 

文アル舞台の感想・口コミまとめ!おすすめは文劇1

図書館

今回は文アルの舞台シリーズ、『文劇』の既作5作についてご紹介しました。

現在上演済みの文劇シリーズ作品は以下の通りです。

【文劇1】文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌(エレジー)

 

【文劇2】文豪とアルケミスト 異端者ノ円舞(ワルツ)

 

【文劇3】文豪とアルケミスト綴リ人ノ輪唱(カノン)

 

【文劇4】文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱(アリア)

 

【文劇5】文豪とアルケミスト 嘆キ人ノ廻旋(ロンド)

おすすめは文劇1シリーズ第1作目であり、配信も多く、文劇の雰囲気を掴みやすいストーリー展開であるためです。

観れば観るほどハマっていく文アル舞台、『文劇』。是非新作の公園前に、一度ご覧になってみてください!

 

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