今回は煉獄杏寿郎倒した上弦の参!猗窩座が誰に負けたのか?をまとめていきたいと思います。
圧倒的な強さで炎柱を倒したシーンは衝撃的なものでした。
そんなあかざも鬼殺隊の柱によって倒されることになります。
この記事では私の考察を交えて紹介していきたいと思います。
猗窩座の名言「鬼にならないか?」はかなり印象にのこりますが、それ以上に猗窩座が鬼になってしまった理由や猗窩座の過去が切なすぎますよね。
それでは猗窩座は誰に負ける?最後の死亡シーン結末はどうなる?についてみていきましょう。
猗窩座は誰に負ける?
炭治郎と義勇と戦闘を繰り広げていた猗窩座は最後は自滅の道を選びました。
炭治郎に頚を斬られた後も、強さへの執着、まだ戦えるまだ負けるわけにはいかない・・・その執念執着で頚を斬られても肉体の崩壊は始まりませんでした。
強さにこだわる鬼であり、他の鬼のような残虐性を感じさせない、黒死牟に似た珍しいタイプの鬼であると言えます。
そもそも鬼になった動機があまりにも人間的であり、その悲劇性は鬼滅の刃において、過去回想の中においてもトップと思われるほどのエピソードの持ち主です。
もしも彼の悲劇が鬼に起因していれば、おそらく鬼殺隊に入隊し柱までのぼりつめ、柱の中でもトップクラスの実力を持ちえたとも思われます。
猗窩座という名前は鬼の中でも最も意味深な名前であることにお気づきでしょうか?
猗窩座とは「感嘆(悲嘆)してあなぐらに座り込んだ鬼」と解釈することができるのです。
猗窩座については狛治の時の悲劇性がその本質にあると思われます。それを「ああ・・・」という言葉で表すのは非常に感情に訴えることでしょう。
つまり…生きる動機を失った狛治の時間は止まってしまい、そこに座り込んでしまったと解釈することができるのです。
実際に戦いの中、炭治郎に頚を斬り落とさせた際に、人間時代の記憶を取り戻した彼は、狛治となり、狛治として事切れる道を選んだのです。
これは死と引き換えになることになったのですが、猗窩座の中で止まっていた時間が時が動きだしたと見ることができるでしょう。
猗窩座の死亡シーンは何巻何話
鬼滅の刃18巻のvs猗窩座!!!
授業中18巻読んでて泣いた笑笑 pic.twitter.com/qPp1CdItlh— 灑娜 (@st_zb_) February 9, 2020
猗窩座の死亡シーンは第18巻の157話の最初ですが、きちんと読むのであれば152話から通して読むほうが内容が理解できるのでお勧めします。
152話:透き通る世界
153話:引かれる
154話:懐古強襲
155話:役立たずの狛犬
156話:ありがとう
157話:舞い戻る魂
となっております。
猗窩座がこれほどに武術、そして強さにこだわるのは、彼が鬼になる前の境遇に起因します。
猗窩座は江戸時代の貧しい家庭に生まれました。名を狛治と言います。彼は病弱や父親の薬代を稼ぐために、わずか11歳で強盗えお繰り返しては何度も捕まって刑罰を受けていました。
盗んだ財布を持って逃げるためにも、返り討ちに遭った時に負けないためにも、彼は強くならなければならないと考えていたのです。
スリの入れ墨が両腕に3本刻まれ、それでもなお父親の為に盗みを働き彼が捕まったとき、父親は息子の罪に耐えられず自殺してしまいました。
父親を失い、ただ町で暴れ回っていた彼に声をかけたのが「素流」という素手で戦う武術の道場を営む慶蔵という男でした。
病身の娘をもつ慶蔵はその娘・恋雪の看病のために狛治に声をかけたのです。
病で苦しんでいた父親の看病をしていた狛治にとって、つきっきりで看病をするのは苦ではありませんでした。
恋雪の看病と道場での稽古、そんな日々が荒んでいた狛治の心を救うことになるのです。
それから3年が経ち、恋雪の病状もよくなった頃、慶蔵は狛治に道場を継いでくれと申し出ます。
恋雪も狛治のことが好きだから婿入りして欲しいと言ったのです。罪人の証を腕に刻まれている狛治は、想像だにしなかった幸せな未来を前に、「必ずこの2人を守る」と決心します。
しかし・・・その想いが果たされる事はありませんでした。
狛治が父親の墓に結婚の報告をしに出かけている間に、近隣の道場の跡取り息子が井戸に毒を流し、慶蔵と恋雪が殺されたのです。
狛治は近隣道場に殴り込みに行き、その道場に所属する67名をすべて殺害したのです。
血まみれで歩いているところに無惨がやってきて、狛治は無惨に血を大量に与えられ、記憶を失い鬼となりました。
しかし鬼になってもその過去は染みついており、猗窩座が戦闘で使う構えこそ慶蔵から教わった「素流」なのです。
第18巻には設定こぼれ話が記載されています。記載されているページをご紹介したいと思います。
隣の道場には恋雪と同じ年頃の跡取り息子がいました。彼は恋雪のことが好きでしたが、非常に乱暴で横柄な性格をしており、体の弱い恋雪を思いやることができませんでした。
具合が悪い恋雪を無理やり外へ連れ出し、恋雪が喘息の発作を起こしたのをみて怖くなり、苦しむ恋雪を放置して逃げました。
狛治が恋雪を発見しなければ恋雪は死んでしまうところでした。この件で慶蔵が怒り、隣の道場と素流道場は試合をすることになりました。
慶蔵があとに控えていましたが、16歳の狛治が1人で9人倒し、今後素流と恋雪に関わらないと約束するよういいました。
跡取り息子は怒って取り乱し、木刀ではなく真剣を振り回して、狛治に斬りかかりました。
狛治は振り下ろされる刃を側面から拳で打ち叩き、真っ二つに折りました。
その技は狛治が一番得意な「鈴割り」という名前の技です。その技のあまりの美しさに、隣の道場主は感動し、負けを認め跡取り息子の無礼を詫び、素流道場への嫌がらせをやめました。
数年は静かでしたが、隣の道場主が亡くなって、狛治と恋雪の結婚の話を聞き付けた跡取り息子は焚きつける門下生の声もあり、戦っても負けるので、素流道場の井戸に毒を入れました。
向かいに住んでいるおばあさんが、素流道場から出て行く跡取り息子と門下生を目撃してます。
毒を飲んでしまった後、慶蔵は恋雪を抱えて医師の家まで血を吐きながら走りました。
恋雪はすでに亡くなっていまいたが、慶蔵は亡くなるまで数時間かかっており、長く苦しんでいます。
以上が本編に入らなかったという作者さんのメッセージということになります。
猗窩座の結末はどうなった?
罪を重ね故郷を追放・・・やっと掴みかけた幸せも失う・・・
十二鬼月・上弦の参である猗窩座は、ただ強くなるという欲求を原動力に、数百年もの時間を戦いと研鑽のみにささげてきた戦闘狂ともいうべき鬼です。
これまで柱を何人も葬ってきた彼の戦闘力はまさに別格で、特に再生能力に至っては、切断された部位すらも、即座に接合させることができるほどでした。
事実、猗窩座は炭治郎に頚を切断されても、その頚を再生させようとしました。それはまさに猗窩座が無惨に匹敵する存在になることを意味します。
それを可能にしたのは猗窩座の勝利、ひいては強さへの執着でした。つまり彼はその肉体的な強さではなく、あくまで精神的な「想い」によってこの世界に留まり続けたのです。
だからこそ最後に強さへの執着が消える、人間だった頃の過去・想いを思い出すとともに、肉体は自壊の道を辿ったのではないでしょうか。
猗窩座ありがとう!SNSの声
猗窩座、いい笑顔だった。狛治、次はいい人生だといいなぁ。 それにしても無惨様、パワハラが過ぎますよ!
子供のように泣きながら縋り付く狛治と、慈愛に満ちた恋雪ちゃんの微笑みでもうだめ 久々に涙出た
狛治青年が猗窩座という悪鬼、ひいては無惨の呪縛に打ち勝った結末だった 陳腐な表現だとはわかってるけど愛の力は偉大だなやはり
何というかこれまでは鬼の哀しさを感じた炭治郎の能動的な言動が救いの切っ掛けだったけど 今回に限っては炭治郎と義勇さんの意図しない行動が猗窩座に影響を与えて 二人の与り知らない領域で猗窩座自身が決着をつけたのが良かった 炭治郎からしたら猗窩座が何故か感謝の笑みを浮かべたんだけどそれは永遠に謎ってのがいい
おかえりなさい あなた で涙腺崩壊 先々週の扉絵は狛治を見送っているところっていう説あったけど、 本来はああやって帰りを出迎えてくれるはずでもあったのかなって 鬼滅の刃:恋雪とアカザの師匠
まさか猗窩座が炭治郎に感謝の微笑みを向けて逝くなんて、猗窩座戦が始まった頃には想像もしていなかった 煉獄さんの仇をとってくれ!ってそれだけだったのに、こんなに寂しい気持ちになるなんて
猗窩座は最後まで強さにこだわった鬼でした。
人間時代の悲しい後悔がそうさせたのですが、他の鬼と違って憎めない鬼でしたね。
容姿のかっこよさも相まってからファンも多かったのが、上記のコメントからも伝わってきますね。
まとめ:猗窩座は誰に負ける?最後の死亡シーン結末はどうなる?
今回は猗窩座は誰に負ける?最後の死亡シーン結末はどうなる?について検証考察してみました。
本当に泣けるんですよね。純粋な強さを求める猗窩座にこんな回想があるなんて反則ですよね・・・。
個人的に猗窩座が好きなので長くなってしまいましたが、みなさんにも是非、煉獄と猗窩座の対決も見て欲しいし、猗窩座の無限城での炭治郎と義勇との戦いも見て欲しい!
鬼滅の刃にはそれぞれに作り込まれたエピソードがあり、炭治郎だけがTHE主人公というわけではないんですよね~。
皆さんが好きなキャラクターは誰ですか?
最後まで御愛読いただきありがとうございました!