冨岡義勇の過去が壮絶!錆兎と蔦子の想いを繋ぐ

冨岡義勇の壮絶な過去を紹介

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鬼殺隊水柱の冨岡義勇が鬼滅の刃人気キャラランキングで見事2位に選ばれました。

第1話から竈門兄妹との関りを持つ人物です。

口下手で、大事な事情など、説明不足なことが多く、そのことで、同僚と衝突したり、同僚と戦うハメになることも・・・

初めて炭治郎と出会ったころは19歳。

刀に『悪鬼滅殺』(あっきめっさつ)と、刻まれているので、すでに鬼殺隊・最上位『柱』になっていることがわかります。

好物は鮭大根

趣味は詰将棋

普段は寡黙で少し抜けているところもある冨岡義勇ですが、実は彼もまた壮絶な過去を過ごしていることをご存知でしょうか。

この記事では冨岡義勇に大きな影響を与えた人物を交えながら、彼の過去をまとめていきたいと思います。

 

冨岡義勇の過去が壮絶

上記でも触れましたが、彼は左右違う柄の羽織を愛用しています。

この画像で説明すると、向かって右は

親友・錆兎(さびと)の着ていたもの・・・

向かって左は

祝言直前に殺された姉・蔦子(つたこ)のもの・・・

この義勇にとって何物にも代えがたい、この二人の人物は鬼に殺されています。

このことで義勇は二人の死を自分の責任・・・と深く長い間、自責の念にとらわれ続けることになります。

心を閉ざし、鬼殺隊・柱にまで上り詰めながらも感情を表に出さない態度やコミュニケーション不足も相まって、周囲の人間や読者にも誤解や冷徹な印象を与える人物に見えてしまいます。

過去を塞ぐ!!

姉と錆兎との別れについて見ていきましょう。

 

姉との別れ

義勇の姉・蔦子

義勇の姉は、蔦子(つたこ)といいます。

本編131話では、親友・錆兎(さびと)との会話のやり取りで、蔦子は祝言の翌日に控えた前日に鬼に襲われ、義勇を隠して守り、自分が犠牲になった・・・と語られています。

顔は義勇の回想で描かれているものの、どのような人だったのでしょうか・・・

残念ながら詳しくは描かれていませんでした。

そもそも義勇の両親さえ不明で、出身地はわかるものの、本編ではこの姉弟しか登場しないので、義勇がどのような幼少期を過ごしていたのかというのは全くわかりません。

少し残念です・・・

 

錆兎(さびと)との別れ

錆兎(さびと)とは、義勇が姉を失い、師匠の鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)の同じ門弟として出会います。

その時、義勇13歳。

本編130話で義勇と炭自治郎の会話での回想で二人は似たような境遇から、すぐに意気投合して仲良くなった・・・とあります。

この頃の義勇は今の口下手で、あまり表現を表に出さない性格ではなかったのではないか?

と、私は推察します。

錆兎と義勇

とても辛かった、姉の死のことを錆兎に話していることから、二人はとても強い信頼と絆で結ばれていたのでしょう。

しかし・・・

ここでも親友との辛い別れが待っていました・・・

鬼殺隊の最終選別に二人は挑みます。

義勇の回想から・・・

自分は初めて会った鬼にケガを負わされ、戦線離脱した・・・

その後錆兎一人で、鬼をすべて倒してしまった・・・

とあることから、この時点で義勇と錆兎とでは明らかに強さが違うことが描かれています。

私が思うに錆兎が生きていれば、すごい剣士になっていたことでしょう!

そして義勇が気が付いた時にはすでに最終選別は終わっていて、錆兎は手鬼(ておに)に殺された・・・と知らされます。

そして以外にも義勇は一体の鬼も倒さず、鬼殺隊になったことが語られています。

 

鱗滝との出会い

鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)とは義勇が姉を失った後に出会います。

元々、義勇と姉・蔦子は病死した両親の遺産で暮らしていました。

しかし姉の蔦子を鬼に殺された!と、周りに言ってしまったため、心の病と誤解され遠方にいる医者をしている親戚の家に連れていかれる途中で逃げ出し、山の中で死にかけている所を鱗滝の知り合いの猟師に助けられました。

鱗滝は元・水柱で、この時期はすでに引退し、鬼殺隊士を鍛え、育てる育てという役割を担っていました。

前にも書きましたが彼は、物語の主人公・炭治郎の師匠でもあるため、義勇と炭治郎は兄・弟弟子の関係にあたります。

この時、大親友の錆兎とも出会っています。

ここで二人で友情を育み、切磋琢磨し、鍛え上げ、運命の最終選別に挑むことになったのです。

 

竈門兄弟との出会い

主人公・竈門炭治郎とは炭治郎の家族が襲われ、禰豆子が鬼になった後に出会うことになります。

義勇はこの時、柱として鬼が出現した・・・とされる竈門家に向かっていましたが、この時ちょうど炭治郎と禰豆子に出くわします。

この義勇と炭治郎の出会いはとても運命的でした。

炭治郎と禰豆子の様子をみて、鬼によって惨劇に見舞われたと悟った義勇は、禰豆子を滅殺しようとし炭治郎に厳しい言葉を浴びせかけます。

義勇と炭治郎との出会い

この描写を見て私は、けして義勇は口下手や無感情ではなく、ちゃんと相手の心の内を理解して同情や共感を持てる人物だということです。

そして、ここで奇跡が起きます!!

禰豆子は違う

なんと!!鬼である禰豆子が、義勇から、兄の炭治郎を守ろうとします!

人を襲って、食らうこと・・・

鬼は人を食らうことしかしない・・・と、目の前で何べんも見てきた義勇にとっては、この兄妹は特別に思えたのでしょう。

炭治郎に自分の師匠である鱗滝に紹介状を持たせます。

後の柱合裁判で、炭治郎は危機的状況に陥りますが、師である鱗滝とともに自分の命を懸けた嘆願書を出しています。

嘆願書

そして今まで誰にも語ってこなかった自分のつらい過去を炭治郎に語ります。

ここで親友だった錆兎の言葉を思い出すことになります。

錆兎から、託されたものを繋いでいかないんですか?

 

今までは大事な人を亡くし長い間、自責の念にとらわれ続けていた義勇でしたが、この言葉で目が覚めたように自分を取り戻します!!

 

冨岡義勇の過去記事まとめ

ここまで水柱・冨岡義勇についての過去を掘り下げてきましたが、かなりつらい過去を背負ってきたことがわかります。

この自分の弱さと長い間向き合わず、誰にも心を開くことさえ叶わず、鬼殺隊にも居場所がない・・・と嘆き、ひたすら鬼を滅殺することで心の隙間を埋めていたように感じます。

それを何気に悟っているお館様は無理にそれを聞き出そうとせず、所縁が深い炭治郎に義勇の心を開く役割を頼みます。

御屋形様の頼み

繋いでいかないんですか?

繋ぐんだ!!

炭治郎のこの一言で、全てを取り戻したように思います。

過去に大親友である錆兎にも言われたこの言葉で・・・

そして私がうれしいのは、この二人は共闘して描かれていることです。

二人で協力して上弦の鬼を倒し、今はラスボスである無惨と共闘中です。

物語も終盤ですが、これからも義勇に注目です!!

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