ドラム式洗濯機では大人気のパナソニック。
そんなパナソニックから2021年秋に、プレミアムモデルの「NA-LX129AL」を頂点にスタンダードモデル「NA-LX113AL」まで全4機種(キューブルを除く)が発売されました。
売れ筋の「NA-LX113AL」とプレミアムモデル「NA-LX129AL」で、どういった機能の違いがあるのかといいますと、大きく分けて3つあります。
- 便利機能の自動投入
- 臭い対策に優秀なナノイーX
- しつこい汚れにも効果を発揮する温水機能
の3つです。
今回はそれぞれ3つの特徴や、その他の違いを比較していきます。
目次
NA-LX113ALとNA-LX129ALの違いを比較
早速NA-LX113ALとNA-LX129ALの違いを2つのキーワードと合わせて説明してきます。
大きく分けて以下の一覧のように変わっています。
NA-LX129AL | Na-LX113AL | |
洗濯容量 | 12kg | 11kg |
温水機能 | 〇 | × |
乾燥方式 | はやふわ乾燥/ヒートポンプ /ふんわりジェット乾燥 |
はやふわ乾燥/ヒートポンプ /ジェット乾燥 |
洗剤自動投入 | 〇(業界初のトリプルタンク) | × |
二度洗いモード | 〇 | × |
ナノイーX | 〇 | × |
約60℃槽カビクリーン | 〇 | × |
洗濯~乾燥時間 | 98分 | 119分 |
バスポンプ | 〇 | × |
価格 (2022年1月23日時点価格ドットコム最安値にて比較) |
341,999円 | 210,850円 |
便利な自動投入!!(業界初の3タンク)
パナソニックの便利機能の代表といったら、この自動投入機能です。
自動投入機能は今となっては各メーカーの上位モデルについている機能ですが、初めてこの機能を搭載したのがパナソニックです。
自動投入は洗剤の量を適量投入してくれることにより、洗剤の無駄使いや計量してから洗濯槽に洗剤を入れる手間を省いてくれる便利な機能なのです。
今までの自動投入や他社の自動投入は、洗剤+柔軟剤をタンクに入れておくことで投入してくれていました。
そんな中「おしゃれ着を洗う時におしゃれ着用洗剤を入れるのが手間!!」と言った声が多くあったそうで、今回業界初のトリプルタンクで洗剤+柔軟剤+おしゃれ着用洗剤の3つを自動で投入してくれる機能が増えたのです。
NA-LX113ALには無いのが残念です。
(せめて2タンクの自動投入が搭載してくれていればと勝手ながらに思ってしまいます。)
イオンの力で消臭・除菌してくれて花粉までおまかせなナノイーX!!(オンリーワンの機能)
パナソニックといえばナノイーが有名ですが、ナノイーの出す量を10倍にしたのがナノイーXです。
ナノイーXは消臭・除菌・花粉対策と3つの効果があり、消臭と花粉にはバツグンの効果を発揮してくれます。
(除菌は、目に見えない部分ですが確実に効果を発揮しています。)
ナノイーXのおかげで衣類に着いた花粉や洗濯物の臭いを抑制してくれます。
そんなナノイーXがNA-LX129ALに搭載されています。
NA-LX113ALには、残念ながら搭載されていない機能になります。
温かいお湯で汚れを浮かして落とすスゴ落ち洗濯
洗濯物の油汚れや黄ばみなど、なかなか落とせない汚れも温水なら落とせます。
食器の汚れをお湯に漬けておくと浮いてきますよね?
同じ原理で温水で汚れを落としてくれるのです。
しかも、衣類に合わせて傷みにくい温度でコースを設定し洗濯をしてくれます。
小さなお子様がいるご家庭や旦那様のカッターシャツを洗うのに大変便利な機能です。
ふんわりだけじゃない、乾燥時間も短縮できる??
NA-LX113ALもNA-LX129ALもふんわり乾燥してくれるヒートポンプ方式を採用しています。
ヒートポンプ方式は「エアコンの除湿のような方法で乾燥を行い、乾燥終わりの衣類がふんわり仕上がる」方法です。
ヒートポンプ方式とよく比較されるのがヒーター方式で、こちらはドライヤーで乾かすような方法で乾燥を行います。
NA-LX129ALはヒートポンプ方式の心臓部であるヒートポンプユニットの機能が更に向上しました。
ヒートポンプユニットの機能により洗濯~乾燥時間の短縮ができるようになりました。
NA-LX113ALが119分に対して、NA-LX129ALはなんと98分で乾燥してくれます。
※室温・水温、水道水圧、設置・排水条件、衣類の量や種類、衣類の片寄り、風呂水の使用などにより、運転時間が増減します。
お風呂の水を使いたい方、気を付けてください!!
お風呂の水を使用して洗濯を行うご家庭も多いと思います。
そんな方は要注意!!
NA-LX129ALにはバスポンプは内臓されていますが、NA-LX113ALにはバスポンプが付いていません。
市販のポンプを使ってお風呂の水を入れてみましたが、ドラム式洗濯機では、結構手間がかかりました。
(お風呂の水を利用したい方は、バスポンプ式をおススメします。)
NA-LX113ALとNA-LX129ALお値打ちに買えるのは?
NA-LX113ALとNA-LX129ALですが価格面でもメーカーの事情で大きく違いがあります。
NA-LX113ALは、他のメーカーと同じ様な価格設定や値引きが可能な商品です。
NA-LX129ALは、メーカーが指定した価格を下回ってはいけないというルールの元で販売をしなくてはいけないので、値引き交渉などが一切出来ません。
NA-LX129Aは、どこで買ってもほぼ同じ値段なので、安いお店を探す手間が省けます。
金額を抑えたい方は、NA-LX113ALの方が値段交渉ができる分、お得に買うことができるかもしれません。
NA-LX113ALとNA-LX129ALに共通する機能
NA-LX113ALとNA-LX129ALに共通する機能として、ここは押さえておきたいというポイントが3つあります。
- スゴ落ち泡洗浄
- 低振動設計
- エコナビ
以上の3つが抑えておきたいポイントになります。
スゴ落ち泡洗浄
泡で汚れを落とすと言ったら「東芝のウルトラファインバブル」が有名ですが、洗濯機の分野で初めて泡に着目し洗うことを始めたのがパナソニックなのです。
そんなパナソニックの泡洗浄がさらに進化したものが、スゴ落ち泡洗浄です。
スゴ落ち泡洗浄では、3つの力を磨き上げ、更に洗い上りをよくしています。
- 泡の力
- 水の力
- 機械の力
の3つです。
泡の力は、新たに泡生成ボックスを付け加えることにより、多くの泡を衣類へまんべんなく届けられるようになりました。
水の力は、高浸透バブルシャワーを搭載することにより、泡と水を勢いよく注がれ衣類の中まで浸透可能になりました。
機械の力では、たたき洗い、もみ洗い、押し洗いと3つの洗い方を使い分け、よりきれいに汚れを落とせるようになりました。
この3つの力によって、今まで以上に汚れをきれいにすることが出来るのが大きな特徴です。
低振動設計
NA-LX113ALとNA-LX129AL、共にある機能で、以下3つの機能が振動音を抑えてくれます。
- W流体バランサー
- 3D見張りセンサー
- 制振ダンパー
の3つです。
W流体バランサーとは、バランサーを前後につけることにより槽の揺れを抑えてくれます。

NA-LX113ALとNA-LX129AL
3D見張りセンサーは、槽内の衣類の片寄りを発見し、均一に戻すことにより「槽の揺れを抑えてくれて、更に乾燥の片寄り」などを少なくしてくれます。
制振ダンパーを、3本から4本に増やし「振動を吸収し、床への振動の伝わり」を抑制してくれます。
制振ダンパー部分は、もともと負担がかかりやすく、壊れやすい部分でもあるので、3本から4本に増やし負担を分散させることで壊れにくい構造を実現しています。
AIエコナビ
AIエコナビでは3つのセンサーを使い、節電・節水の手助けをしてくれて、節約へ貢献してくれます。
3つのセンサーとは
- 水温
- 衣類の質
- 衣類の量
です。
3つのセンサーにより無駄を減らし節水、節電を行ってくれるのがエコナビの特徴です。
残念ながら、温水機能がNA-LX113ALには搭載されていないので、水温センサーが、ついていません。
NA-LX113ALとNA-LX129ALの使用スペック一覧
NA-LX129AL | NA-LX113AL | |
洗濯容量 | 12kg | 11kg |
乾燥容量 | 6kg | 6kg |
洗浄機能 | スゴ落ち泡洗浄 | スゴ落ち泡洗浄 |
温水機能 | 〇 | × |
乾燥方式 | はやふわ乾燥/ヒートポンプ /ふんわりジェット乾燥 |
はやふわ乾燥/ヒートポンプ /ジェット乾燥 |
洗剤自動投入 | 〇(業界初のトリプルタンク) | × |
二度洗いモード | 〇 | × |
ナノイーX | 〇 | × |
約60℃槽カビクリーン | 〇 | × |
洗濯~乾燥時 | 98分 | 119分 |
バスポンプ | 〇 | × |
二度洗いモード | 〇 | 〇 |
エコナビ | 〇(水温・衣類の量・衣類の質) | 〇(衣類の量・衣類の質) |
槽洗浄 | 約30度槽洗浄(約3時間) | 槽洗浄(約6時間) |
スマホ連携 | 〇 | × |
価格 (2022年1月23日時点価格ドットコム最安値にて比較) |
341,999円 | 210,850円 |
NA-LX113ALとNA-LX129ALの選び方!おすすめな人とは
ここまで、NA-LX113ALとNA-LX129ALの違いを詳しく説明してきました。
ここからは、具体的にどんな方にNA-LX113ALとNA-LX129ALが、おすすめなのかを簡単にまとめて紹介します。
NA-LX113ALがおすすめな人
- コスパ重視!!
お値打ちな物が欲しい方
(値段安いです!!) - 洗濯~乾燥の機能のみで十分な方
(洗濯~乾燥でみると十分ハイスペックです!!)
NA-LX129ALがおすすめな人
- 花粉症に悩まれている方
(ナノイーXで悩み軽減!) - 洗濯を楽にされたい方
(自動投入は本当に楽です!) - 温水で黄ばみもきれいに洗いたい方
(温水洗浄はやはり綺麗にしてくれます!)
NA-LXシリーズの口コミ・レビュー
NA-LXシリーズの口コミやレビューを調べてみました。
まずは良いレビューから
- 驚くほどふわふわに仕上がり、部屋干しする時の生乾きの匂いも一切なく、大満足です。
- 多少ガタついてもバランス修正が早く、時間通りに終わり、安心できて、頼りになります。
- 夫でも使える簡単操作、洗濯物を干す手間がなくなり買って良かったなと心から思います。
次にいまいちなレビュー
- 価格が、他メーカーより高いので購入を見合わせました。
- タオルモード時は、柔軟剤は手動投入なので使いたい方は手間が発生します。
以上となります。
いまいちなレビューが少ないため、デメリットな口コミを探すのが大変でした。
それだけパナソニックのドラム式洗濯機は優秀なのでしょうね。
旦那様でも使える簡単操作、家事分担にも、もってこいの洗濯機です。
価格が高かったり、自動投入の使用制限があるようですが、とてもいい商品なのは間違いないようです。
NA-LX113ALとNA-LX129ALの違いを比較記事まとめ
家電量販店などで、他メーカーのドラム式洗濯機と比較すると「パナソニックは高い」というイメージがあり、正直購入時に若干迷いが生じます。
しかし、機能面は満足度の高い品質を誇っているため、結果として長きに渡り、トップブランドに君臨しているのだと思います。
NA-LX113ALについては、魅力的な価格ではありますが、長い目で見ると機能全部盛りのNA-LX129ALを、おススメします。
いかがでしたか?
こちらの記事を参考にNA-LX113ALとNA-LX129ALの違いを知ってもらい、購入するときの検討材料にしていただけますと幸いです。
こちらの記事を参考に充実した洗濯ライフをお過ごしください!!