おでんの航海日誌の内容は?ヤマトが聖書にした理由や手にした時期を考察

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

鬼ヶ島でカイドウと麦わらの一味、そしてワノ国の侍たちとの激闘が激しさを増す中、ヤマトは現れました。

ヤマトは光月おでんを心の底から尊敬し、かつて光月おでんが書き記した航海日誌を聖書と呼び持ち合わせているのです。

 

今回はそんなおでんの航海日誌に書かれている内容、ヤマトがいつ手にしたのかを考察していきます。

更にヤマトがおでんの航海日誌を聖書と位置づける理由についても考えていく所存です。

 

なお当記事の内容はあくまでも私個人の見解なので予めご了承ください。

 

おでんの航海日誌の中身

まず最初に、おでんの航海日誌には何が書かれているのかを振り返ってみようと思います。

原作ではおでんの航海日誌の大まかな内容が語られていました。

 

しかし原作でも述べられえいる通り、回想で語られる内容はおでんの旅の一部です。

そこで当項では原作で書かれている航海日誌の内容と時系列から欠けている部分に関しても考察していこうと思います。

 

おでんの航海日誌からみるおでんの軌跡

おでんは昔からワノ国の鎖国体制に疑問を抱いており、何度か出国を試みています。

外海の世界に憧れ、国内にいる頃から日誌をつけ始めたのです。

ワノ国で起きた自分の周りのこと、海に出てからの冒険そしてゴール•D•ロジャーと見た一つなぎの大秘宝(ワンピース)や世界の秘密まで網羅されているでしょう。

 

おでんは航海終了と同時に日誌を書くのをやめたわけではありません。

4年間に渡る長旅から帰郷した後の状況に関しても書かれています。

 

おでんの航海日誌の前半は仲間との出会いが大半を占めていました。

カン十郎や雷ぞう、アシュラ童子たちとの奇妙な出会いが書かれておりそこからは光月おでんの人柄や強さがうかがえるでしょう。

 

九里を纏めた後からおでんは白ひげに会い、世界を見る旅に出ます。

おでんが今まで見たことがない人類や生物、そして気候や敵の強さ更には外海特有の思考が語られているのです。

 

冒険の途中でロジャーと出会い、おでんは更に世界の広さを実感します。

空島へ行き、リュウグウ王国にて若かりし頃のネプチューンにも出会っており、更にはその途中でフランキーにも会っていたのです!

 

一時ワノ国に帰る機会はありましたが、おでんは振り返りません。

一変したワノ国の風景に背を向け、遂にはロジャーと共にラフテルに辿り着いたのです!

 

その後仲間たちとの別れについて記し、オロチとカイドウの手によって変えられたワノ国の内情が語られます。

 

原作では、仲間やおでんが見た光景は細かく書かれている反面、空白の100年やDの一族に関しては明記されていません。

しかしヤマトは「ルフィの名にはDがついている。」や「ルフィと同じセリフがおでんの航海日誌に書かれている」と述べています。

 

つまりおでんの航海日誌にはDの一族や空白の100年など世界の秘密が記されていることは間違いありません。

 

おでんが後世に伝えたいこと

ヤマト曰く、おでんの航海日誌には未来が書き記されています。

おでんは「20年以上先の未来に次の時代を担う強力な海賊たちが新世界へ押し寄せてくる。」とし、カイドウを討てるのは彼らだと記していたのです!

 

この内容はワノ国の希望に他ならないでしょう。

おでんが生前ワノ国の未来を上記のように書いたのならば、もしかしたら光月おでんはカイドウに挑む前に自分の敗北をどこか悟っていたのかもしれません。

 

しかしここで私は1つ疑問に思うことがあります。

おでんが航海日誌を通して後世に伝えたいのはワノ国の希望のことだけなのでしょうか。

 

鎖国体制に疑問を抱き、外海へ飛び出して大冒険をしたおでんには他にも後世に伝えたいことがあるのではと私は考えます。

その例としてワノ国が世界から見たらどれ程小さいかと言う事が挙げられるでしょう。

 

しかしそれ以上におでんが後世に伝えたいのはワノ国の開国のことでは無いでしょうか。

自身の死の間際、おでんは釜茹でにされながらワノ国を開国する必要性を錦えもんたちに説きました。

その時世界からワノ国を閉ざしたのは光月家であることも明かし、更におでんの航海日誌にはかつてワノ国が世界と接していたことも書かれています。

 

最後はワノ国の開国を自身の夢だと言い切っていました。

 

  • 世界の歴史とワノ国
  • 世界から見たワノ国の小ささ
  • 開国

上記のことを航海日誌に残し、後世に伝えたいこととは一体何なのでしょう。

おでんは開国を願いながら世界の広さを伝えていました。

その事からおでんは、世界を知ってあらゆる文化を学び、ある人物が800年の時を超えて現れたときよりワノ国を開けた国にして迎えてほしいと言うことを後世に伝えたかったのではないでしょうか。

 

ただ開国するだけではなく、現代においても恥じることのない一国家として堂々としていてほしいと言うのがおでんの本当の願いなのかもしれません。

 

ヤマトがおでんの航海日誌を手に入れた時期

壮絶な大冒険をし、後世にワノ国の未来を託すためにつけられたのがおでんの航海日誌であることが前項では分かったのではないでしょうか。

 

その航海日誌は今ヤマトが大事に持っていますが、ここからはヤマトがおでんの航海日誌を手に入れた時期について考察していきます。

 

ヤマトとおでんの処刑

ヤマトは昔、おでんの処刑を目の当たりにしたとルフィに述べています。

 

その時の様子を「あんな立派な侍はいない」と感銘を受けていますが、最初からおでんが好きなわけではなかったでしょう。

その根拠として、おでんを殺したのがオロチとカイドウであることを知って胸が熱くなり涙が止まらないと述べている場面があります。

 

恐らくヤマトはおでんが処刑された光景に何かしらの感動を覚え、慕うようになったのではないでしょうか。

つまりヤマトは処刑される前までは周りの民衆と同じようにおでんを蔑んでいた可能性が考えられるのです。

 

おでんの航海日誌を手に入れた場所はヤマト自身が「九里で拾った」と明らかにしています。

問題はヤマトがいつおでんの航海日誌を手に入れたかです!

 

おでんの航海日誌をヤマトが手に入れた時期を、次の項からヤマトに関する時系列から割り出してみようと思います。

 

ヤマトが幽閉された時期

ヤマトはおでんの公開処刑をみていることから、当時は他の人々と同じように外を出歩けたと考えられます。

 

しかしルフィに会った時のヤマトを見ると、手首に手錠が見受けられました。

その理由はカイドウに幽閉されていた為であることが原作でも明らかになっています。

 

これらのことから、ヤマトが航海日誌を拾ったのはおでんの公開処刑後から幽閉されるまでのどこかという事になるのではないでしょうか。

更にヤマトがおでんの航海日誌を拾ったことから、航海日誌は落ちていたことになるでしょう。

しかしおでんでが持ち出したわけではありません。

 

おでんが航海日誌を書いたのは船内もしくは城内で、自身が治める九里で落としたら誰かが気づきます。

更におでんは処刑される時布一枚しか纏っていませんでした。

 

おでんが航海日誌を持ち出していれば、処刑前にカイドウの目に止まるはずです。

ヤマトはおでんの航海日誌の存在をカイドウは知らないと述べています。

つまりおでんの航海日誌はおでんと近しい人物が持ち出してど落としたか、もしくは城が焼かれるときに落ちた可能性が高いのです。

 

おでんの公開処刑から幽閉されるまでの間で、人知れずおでんの航海日誌を持ち出せるタイミングは一瞬だけ存在します。

それがおでんの死後に九里が焼かれた時です!

 

おでんの死後錦えもんちに紛れて九里に向かい、ももの助を救うために城内に侵入したとすればどうでしょうか。

その間でおでんの航海日誌を見つけ、拾うことは十分可能と私は思います。

 

ヤマトがおでんの航海日誌を聖書と呼ぶ理由

前項でヤマトがおでんの航海日誌を拾ったタイミングが明らかになりました。

ヤマトはおでんの航海日誌を今聖書と呼び大変大事にしているのです。

 

これはおでんに対する尊敬が大きいと思われますが、ここではそれ以外の理由も探ってみます。

 

ヤマトが憧れるおでん

ヤマトが光月おでんに憧れるのは何故でしょうか。

公開処刑をみて感銘を受けたのは確かですが、それ以外にも何か理由があるのかもしれません。

 

前項でも述べたとおり、仮にヤマトもかつておでんを蔑んでいたのならば公開処刑の様と同様に航海日誌の存在も大きいと考えられます。

 

おでんが見た世界はヤマト含め誰も知らないことだらけでしょう。

それまで蔑んでいた相手が自分の知らない世界を見て回り、そして自分がどれほど小さい存在かを思い知ったかもしれません。

 

そして更に脳裏には常人であれば絶叫してしまう釜茹での刑にも、ワノ国の侍らしい最後まで堂々とした態度も焼き付いているはずです。

 

ワノ国では珍しい外海の世界と世界の歴史を知り、最後までワノ国の漢らしさにヤマトは憧れたのでしょう。

 

ヤマトが望む未来とおでんの夢

では、ヤマトはどんな未来を見据えているのでしょうか。

おでんの夢は閉ざされたワノ国を開国することでした。

ヤマトの夢もおでんの夢を受け継いだ形になります。

 

しかし現在を生きるヤマトはワノ国を開国したその先を見据えている可能性もあるはずです。

 

もしルフィたちがカイドウを討ち取り、開国に成功したら次にヤマトは何をするのでしょうか。

 

2度とワノ国を閉ざされた国にしない為に自身がアシュラ童子たちと協力して更に栄えた国を目指すかもしれません。

はたまたルフィたちとワノ国を飛び出して、おでんが見た世界を体験するのでしょうか。

いずれにせよ、誰よりもワノ国を想った選択をすることに疑いの余地はないでしょう。

 

これからのヤマトの動向に注目です!

 

まとめ

おでんの航海日誌にはおでんが見た広い世界以外に世界の秘密が記されていることが分かりました。

 

そんな大きな世界を知ったおでんの航海日誌は、ヤマトに受け継がれています。

おでんがかつて待っていた未来に、おでんの航海日誌に記されたとおりルフィたち次の世代を担う海賊たちがワノ国に辿り着きました。

 

おでんが待ち望んだ海賊たちとヤマトは出会い、その昔討てなかった敵を討ち取らんとしています!

 

ヤマトが憧れた男が待った海賊たちとワノ国を開国しようと更なる激闘は必死です!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。