童磨が鬼になった理由は?過去には琴葉やカナエとの関係が!

童磨が鬼になった理由

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鬼舞辻無惨の配下でも、上位集団“十二鬼月”の上弦の弐である童磨について語りたいと思います。

童磨の初登場は十二鬼月の上弦の陸の妓夫太郎の過去の記憶の場面です。

人間で瀕死状態だった妓夫太郎の前に現れ、血を与えた張本人で、この時はまだ上弦の陸でした。

この時から善良的な言葉とは裏腹に死体を担いで闊歩するなど猟奇的な印象を持つ鬼でした。

鬼の中でも人間味が欠ける、異常者というのが分かります。

童磨の過去に何が起こり、鬼になってしまった理由は何のでしょうか。

 

童磨が鬼になった理由

童磨が鬼になった理由を探るために過去を深堀りしていきます。

万世極楽教の両親の元に生まれる

童磨は生まれつき虹色の瞳白橡色の髪という特異な容姿高い知性のせいで両親には「神の声が聞こえる”特別な子”」と扱われ、信者には崇め祈られ神格化されていました。

彼自身には、神の声を聞くことなんて出来ませんでしたが、可哀想だからと「神の声が聞こえる子」を演じていました。

 

小さい頃から信者達の身の上話を聞き、「極楽に導いて欲しい」という願いを聞くたびに童磨の中で「極楽は存在しない」「神も仏も存在しない」「死んだら無になるだけ」と無神論的な考えが強くなっていきました。

 

そして、それを理解できずにいる信者達に可哀想と涙を流し、憐れんでいました。

「幸せにしてあげたい」「助けてあげたい」その為に生まれてきた、とそれが自分の使命という理念を持ち、それをもとにして「万世極楽教の教祖」を務めます。

 

童磨は、小さい頃から、喜怒哀楽といった強い感情がなく、あるのは快・不快のような弱い感情しかありません。

普段は演技で喜怒哀楽を出していますがそれは表面上だけでしかなく、内面はとても冷酷で無機質な人間でした。

なので、父が信者の女に手を出し、母にバレて殺された時も、その後、母が服毒自殺しても、童磨に「悲しい」「寂しい」などの感情はなくただ「部屋を汚すな」「血の匂いが臭い」「早く換気」くらいしか思っていませんでした。

童磨はいつから鬼になった?

20歳の時に、鬼舞辻無惨に血をもらいになりました。

100年以上も生きていて、鬼には珍しく人間だった頃の記憶も持ちあわせていて、性格も人間だった頃と変わらず、鬼になっても教祖を続けていました。

言い方を変えると、童磨は人間だった頃から性格・思考ともに鬼らしい、狂気に満ちていたということになります。

伊之助の母親琴葉とのエピソード

伊之助との戦闘中に猪の被り物を奪い顔を見て、童磨は「どこかで会った?」と既視感を抱きます。

伊之助の母・琴葉は旦那に毎日殴られ、姑にはいじめられていました。ある日、赤ちゃんの伊之助を抱いて家を飛び出し、万世極楽教の寺院に向かいました。

そこで、童磨に保護されしばらくの間、平和に過ごしていました。

 

琴葉は美しく歌が上手く心が綺麗だったため、童磨は寿命が尽きるまで傍に置くつもりでした。

この時、私は童磨が琴葉に対して他の人間には抱いていない感情を抱いていたのではないかと思いました。

 

ですが、ある日、勘の鋭かった琴葉は、童磨が信者を喰らっている所を目撃してしまい、伊之助を連れて寺院を逃げ出しました。

童磨に追われた琴葉は、生き残ると信じて伊之助を崖から落とし、その後、喰われてしまいます。

 

琴葉と伊之助の顔が似ていた事から、親子だと気付いた童磨は、話の最後に、「不幸だよねぇ、幸せな時ってあったのかな?何の意味もない人生だった」と笑顔で伊之助に言い放ちました。

伊之助は仲間と母親の仇だと知り、激昂していました。

花柱・胡蝶カナエとのエピソード

胡蝶カナエとは昔、対戦してその際に童磨はカナエを殺しています。

しのぶが現場に到着しカナエに「鬼滅隊をやめて」と言われるが聞き入れず、こんなことをした鬼の特徴を聞き出します。

この時、カナエは死ぬ間際に童磨のことを「気の毒」だと言っていました。

 

人間なら当然のように持っている感情が欠落していたらでしょうか?

無惨城にて胡蝶しのぶは童磨に会い、この鬼が姉の仇だと分かり、「私の姉を殺したのはお前だな?この羽織りに見覚えはないか?」と怒りと憎しみを露わにしながら問いただしていきます。

 

それについて童磨は「花の呼吸を使ってた女の子かな?」と飄々と答えていきます。 そして「朝日が昇り、食べ損ねた子だよ」と答えている最中にしのぶに左目を攻撃され、毒を受けましたがすぐに毒を分解しました。

童磨に攻撃され、傷を負い、心が折れそうになった時カナエの喝が入り、しのぶはまた立ち上がる。その様子を見ていた童磨は、しのぶに興味が出始め、抱きしめるようにしのぶの全身の骨を折りました。

 

少し遅れてカナヲがその場に到着するも、目の当たりにしたものは童磨がしのぶを吸収している所でした。

カナヲは激昂しながらも童磨に攻撃を重ねていきます。途中で、伊之助が乱入して来るも作戦通り、童磨の身体に毒が行き渡り、首を刎ねることに成功します。

 

これで、カナヲはカナエとしのぶ2人の姉の仇を無事倒しました。

 

童磨が鬼になった理由は?

「愚かで気の毒な人間を救って幸せにするのが俺の使命」という思考を持っています。

童磨の中で人を喰らう事は「善行」だと考えています。

それにより、信者を喰らい自分の一部にする事で共に永遠に生き続けられるから信者達の思いを、肉を、血を、受けとめ救済し高みへと導いていると言っています。

幼少期に抱いていた「馬鹿で可哀想な信者達を助けてあげたい」という理念が、鬼になってからは「喰らう事で救済できる」という鬼的思考になっていました。

 

まとめ

・童磨の過去とは

・童磨が鬼になった理由は?

この2つをまとめてみると、 万世極楽教の両親のもとに生まれた童磨は特異な容姿のおかげで“特別な子”と崇め祈られていく内に人間的感情が欠落していき、自分の使命は「可哀想な信者達を助けること」を理念に教祖を務めます。

そして、鬼になった後も、信者を喰らうことで「死の恐怖」から信者達を救い、自分の一部にする事で童磨の中で永遠を生きられるから共に高みへと導いていけていると童磨は信じています。

童磨も、ある意味被害者なのかも知れません。もし、両親が彼の気持ちを無視せずちゃんと意思疎通を図っていれば鬼的思考を持ちあわせることも、鬼になる事もなかったのでは…、と思います。

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