※ここからはアニメだけでなく、原作漫画33巻以降を含む重大なネタバレがあります。
『終わりのセラフ』に登場する吸血鬼の女王、クルル・ツェペシ。
可愛らしい外見をしていますが第三位始祖というかなり上位の吸血鬼で、そのギャップもあって人気の高いキャラクターですよね。
ですがクルルについて検索すると、
「クルル・ツェペシ 死亡」
「クルルツェペシ 死んだ」
「クルル・ツェペシ 最後」
「クルル・ツェペシ どうなった」
などの言葉が出てきます。
アニメだけを見た人なら、なおさら「クルルって最後どうなったの?」と思ったのではないでしょうか。
しかも原作漫画では、アニメ終了後さらにクルルの状況が大きく変わっています。
そこで今回は、クルルが死亡したと思われたシーンから、その後どうなったのか、さらに原作漫画の最新展開まで時系列でまとめていきます。
目次
【結論】終わりのセラフのクルル・ツェペシは死亡した?現在どうなった?
最初に結論からお伝えすると、アニメでフェリドに血を吸われた時点ではクルルは死亡していません。
あのシーンでは完全に動かなくなってしまったため「死んだ!?」と思ってしまいますが、原作漫画ではその後もしっかり登場しています。
捕らえられて日光拷問を受けたり、優やミカたちと関わったりと、アニメのその先でもかなり重要な役割を持っています。集英社公式でも、13巻では「捕われのクルル」、14巻では「日光拷問に処されたクルル」として、その後の生存が確認できます。
ただし、ここで話が終わらないのが現在の『終わりのセラフ』です。
原作33巻では再びフェリドとクルルが戦うことになり、その結果、クルルはフェリドに喰われてしまいます。33巻の公式あらすじでも、フェリドの前に立ちはだかったクルルがグレンと真昼の計略にはまる展開が告知されています。
ただ、フェリドに喰われたクルルは完全に消滅したわけではなく、フェリドの内部に存在する特殊な空間に取り込まれた状態として描かれています。クローリーたちも同様にその内部に存在しているため、単純に「完全死亡」と断言するのは少し違うように思います。
2026年9月現在、原作は第159話「恋するオトメ」まで進んでいますが、クルルが以前のような身体で完全復活したという状況にはなっていません。
なので現在のクルルについてまとめるなら、
「アニメで死亡したように見えた時は生存していた。しかし原作のかなり先でフェリドに喰われ、現在は通常の意味で自由に活動できる状態ではない。ただし完全消滅とも言い切れない」
というのが一番近いと思います。
終わりのセラフのクルル・ツェペシの死亡シーンは何話?
クルルが「死亡したのでは?」と思われるきっかけになったのが、名古屋決戦の終盤です。
アニメでクルルがフェリドに襲われるシーン
アニメでは名古屋決戦編のラスト、第24話「終わりのセラフ」までの流れでクルルがフェリドに襲われます。
以前この記事では「アニメ23話」と書いていましたが、改めて確認すると、23話は「傲慢なアイ」、24話が最終話「終わりのセラフ」です。クルルが倒される一連の決着まで見るなら第24話になります。
ここは漫画とタイトルが少しややこしいので、混同しやすいところですね。
名古屋空港では柊暮人たちが「終わりのセラフ」の実験を開始し、月鬼ノ組の隊員たちまで巻き込まれる大混乱になります。
そこに第三位始祖であるクルル率いる吸血鬼軍も現れます。
この時クルルがかなり気にしていたのが優とミカ。
ミカの前に現れたクルルが優について確認していることからも、クルルにとって優とミカがかなり重要な存在だったことが分かります。
ところが、「終わりのセラフ」の力を発動した優にクルルの意識が向いた隙をフェリドたちは見逃しませんでした。
クローリーが攻撃を仕掛け、さらに背後からフェリドがクルルを襲います。
そしてフェリドに血を大量に吸われたクルルは、その場に倒れてしまいました。
アニメはこの後クルルの無事を詳しく描かないまま終了しているので、
「えっ、クルル死んだの?」
となるのも無理はないですよね。
私も最初に見た時は完全にやられたと思いました。
漫画では何巻・何話で描かれている?
漫画では11巻の第41話「傲慢なアイ」にあたります。
集英社公式の11巻の目次でも、
- 第39話「計画のハジマリ」
- 第40話「滅びのラッパ」
- 第41話「傲慢なアイ」
- 第42話「終焉のサングィネム」
という構成になっています。
アニメだけを見てその後が気になっている人は、漫画11巻あたりから読み直してみると状況が分かりやすいと思います。
クルル・ツェペシはフェリドに血を吸われても死亡していない
フェリドに大量の血を吸われ、そのまま倒れて動かなくなったクルル。
あの状態だけを見れば死亡したと思ってしまいますよね。
ですが、この時のクルルは生きています。
実際、その後の原作にも登場します。
フェリド自身もクルルの血を吸っている時、これ以上吸えば殺してしまうという趣旨の発言をしています。
つまり、少なくともあの時点ではクルルを完全に殺すのではなく、反撃できない状態まで弱らせることが目的だったと考えるのが自然です。
第三位始祖のクルルを正面から簡単に倒せるわけではないため、フェリドとクローリーはかなり計画的に動いていたのでしょうね。
フェリドはなぜクルルを殺さなかった?
ではなぜ、その場でクルルを殺さなかったのでしょうか。
大きな理由のひとつとして考えられるのが、クルルを「裏切り者」として上位始祖たちの前に引きずり出す必要があったことです。
クルルは吸血鬼側のルールに反し、人間たちが行っていた「終わりのセラフ」の研究に関与していました。
それをフェリドに知られてしまったことが、クルルの失脚につながっていきます。
単純に敵を倒したというより、
「クルルの秘密を暴き、女王の座から引きずり下ろした」
という方が近いのかもしれません。
アニメ最終回のあとクルルはどうなった?
では、アニメ最終回のあとクルルはどうなったのでしょうか。
ここから一気に原作漫画のネタバレになります。
裏切り者としてウルドたちに捕まる
フェリドに血を吸われて動けなくなったクルルは、そのまま自由になったわけではありません。
「禁忌に手を出した裏切り者」として扱われ、上位始祖たちに拘束されます。
集英社公式の13巻あらすじでも、この時点のクルルは「捕われのクルル」と明記されています。
あれだけ日本の吸血鬼たちの頂点に君臨していたクルルが、一気に捕虜のような状態になるので、このあたりはかなり衝撃でした。
クルルが受けた「日光拷問」とは?
さらにクルルを待っていたのが「日光拷問」です。
吸血鬼は日光を浴びることができないため、日光にさらされ続けるというのはものすごく過酷な罰。
しかも吸血鬼は高い再生能力を持っているため、簡単には死ぬことができません。
焼かれながら再生する状態が続くわけです。
クルルだけではなくフェリドも同じ罰を受けることになります。
14巻の公式あらすじにも「日光拷問に処されたクルルら」と明記されているので、この時点でもクルルが生存していることが分かります。
日光拷問を受けたクルルはその後どうなった?
そして重要なのがここです。
クルルの物語は日光拷問で終わりません。
その後、優たちの物語と再びつながり、クルルは「終わりのセラフ」の核心に関係する重要人物として再登場していきます。
かなり先の23巻では、クルル自身が優一郎たちと行動する場面もあります。
23巻の公式紹介でも「目を覚ましたクルルが明かす、八年前の出来事、真昼の企てとは!?」とされており、単なる脇役ではなく、真昼たちの計画を知る人物として物語に深く関わっています。
アニメの最後だけ見ると「フェリドにやられて終わったキャラ」に見えてしまいますが、原作ではむしろそこからクルルの秘密がどんどん明らかになっていくんですよね。
クルル・ツェペシの現在までを時系列で整理
ここまで少し複雑なので、クルルがどうなったのかを簡単に整理すると、
- 名古屋決戦でフェリドに大量の血を吸われて倒れる
- この時点では死亡していない
- 裏切り者として上位始祖たちに捕らえられる
- 日光拷問を受ける
- その後も生存し、優やミカたちの物語に再び関わる
- 真昼や「終わりのセラフ」の計画について重要な情報を明かす
- さらに物語後半で再びフェリドと戦う
- 原作33巻でフェリドに喰われてしまう
- フェリド内部の特殊な空間に取り込まれた状態となる
というかなり波乱万丈な展開になっています。
特に注意したいのが、フェリドに襲われる展開が一度ではないというところ。
アニメで描かれた最初の襲撃では血を吸われただけで生存しています。
しかし、ずっと先の漫画33巻では、本当にフェリドの能力によって「喰われる」という展開になっています。
昔の記事だけを読むと「クルルは生きています」で終わってしまうのですが、現在はそこからさらに状況が変わっているので注意が必要ですね。
クルルが「裏切り者」とされた理由
そもそも、なぜクルルは吸血鬼側から裏切り者扱いされたのでしょうか。
大きく関係しているのが「終わりのセラフ」の実験です。
「終わりのセラフ」は吸血鬼側にとっても簡単に触れていいものではなく、クルルはその禁忌に関係していました。
さらにクルルは百夜孤児院の子供たち、優、ミカ、真昼たちとも深く関係しています。
つまり表向きは日本を支配する吸血鬼の女王でありながら、裏では別の目的を持って動いていたということです。
フェリドはその秘密を知っており、それを利用してクルルを追い込んでいきました。
最初に登場した頃は「強くて怖い吸血鬼の女王」という印象が強いクルルですが、物語が進むほど、単純な敵キャラではないことが分かってきます。
クルル・ツェペシの本当の目的とは?
クルルの行動を考えるうえで絶対に外せないのが、兄の存在です。
クルルにはアシェラ・ツェペシという兄がいます。
そしてこのアシェラこそ、優一郎の鬼呪装備に宿っていた「阿朱羅丸」です。
クルルが優とミカを気にかけていた理由
クルルはミカを吸血鬼にした人物です。
瀕死になったミカに自分の血を与えたことで、ミカは吸血鬼として生き延びました。
集英社公式のキャラクター紹介でも、ミカは「第三位始祖・クルルの血で吸血鬼として復活する」と説明されています。
その後もクルルはミカを特別に扱っています。
最初は「なぜここまでミカを気にするんだろう?」と思いましたが、物語が進むと、優・ミカ・阿朱羅丸・真祖などがかなり複雑につながっていることが分かってきます。
なのでクルルが優とミカを気にしていたのも、単なる気まぐれではなかったのでしょう。
クルルと「終わりのセラフ」の実験との関係
クルルは「終わりのセラフ」の研究についてかなり早い段階から知っていました。
そして吸血鬼側に秘密で、その研究に関与していました。
なぜそこまで危険を冒したのか。
その理由を考えるうえでも、兄・アシェラの存在はかなり重要です。
クルルの行動には、自分自身の立場や吸血鬼社会のルールよりも優先したい目的があったのではないかと思います。
昔この記事を書いた時には、
「クルルは優やミカについて何か重要なことを知っているのでは?」
と考えていましたが、その予想自体はそこまで外れていなかったように感じます。
クルルと兄アシェラ(阿朱羅丸)の関係
阿朱羅丸の正体はアシェラ・ツェペシ。
つまり、クルルの実の兄です。
優の中にいる鬼とクルルが兄妹だったというのは、初めて知った時かなり驚きました。
クルルは長い間、行方が分からなくなった兄を探していました。
一方のアシェラは鬼となり、阿朱羅丸として優一郎の鬼呪装備に宿っています。
この兄妹関係が分かってからクルルを見ると、これまでの行動の印象もかなり変わります。
権力が欲しいから動いているだけではなく、クルル自身にもずっと追い続けているものがあったんですよね。
個人的には、強気で偉そうに振る舞っているクルルが兄のことになると違う一面を見せるところも好きです。
【最新】クルルはフェリドに喰われて死亡した?
そしてここからが、現在クルルについて検索している人が一番気になるところだと思います。
原作漫画33巻で、クルルは再びフェリドと戦います。
この頃のフェリドは以前とは比べものにならないほど強くなっています。
他の吸血鬼を自分の中に取り込み、その力まで利用していたからです。
それでも第三位始祖であるクルルはかなり強く、フェリドを圧倒する場面もあります。
「やっぱりクルル強いな!」
と思わせてくれる戦いなのですが、グレンと真昼まで加わったことで状況が変わります。
そして最終的にクルルは動けなくなり、フェリドに喰われてしまいました。
この展開だけを見ると、
「今度こそクルル死亡じゃないの?」
と思いますよね。
ただ、ここが普通の死亡とは少し違います。
フェリドに取り込まれた吸血鬼たちは、彼の内部に存在する特殊な空間へ送られています。
クルルもその中に存在する描写があるため、肉体を失ったからといって、その存在そのものが完全に消滅したわけではありません。
そのため私は、現時点では、
「クルルはフェリドに喰われて肉体的には退場状態。ただし完全な死・消滅が確定したとは言い切れない」
と考えるのが一番自然だと思っています。
クルル・ツェペシは最後に復活する?今後を考察
ここからは私の考察になります。
現在の『終わりのセラフ』では、「死者をどうするのか」「誰を救うのか」ということ自体が物語の中心になっています。
2026年9月時点の最新話は第159話「恋するオトメ」で、物語もクライマックスに向けて進んでいます。
なので、クルルがフェリドに喰われたからといって、そのまま永久退場すると決まったわけではないと思います。
むしろクルルは、兄・アシェラとの関係、ミカとの関係、終わりのセラフの実験、真昼との過去、真祖との関係など、物語の核心に関わるものをかなり多く持っています。
それを考えると、何らかの形でもう一度登場する可能性は残されているのではないでしょうか。
もちろん、これは現時点ではあくまで予想です。
「絶対復活する」とまでは言えません。
ただ私自身、終わりのセラフのキャラクターの中でもクルルはかなり好きなので、できれば最後にもう一度あの偉そうなクルルを見たいですね。
そして何より、アシェラとの兄妹関係が最終的にどうなるのかはしっかり見届けたいです。
まとめ|クルルはアニメでは死亡していないが原作では再び危機に
今回は『終わりのセラフ』のクルル・ツェペシが死亡したのか、その後どうなったのかについてまとめました。
ポイントを整理すると、
- アニメでフェリドに血を吸われた時、クルルは死亡していない
- アニメでは第24話までの流れでクルルが倒される
- 漫画では11巻第41話「傲慢なアイ」周辺にあたる
- その後、クルルは裏切り者として捕らえられる
- 日光拷問を受けるが、それでも生存している
- 原作では優やミカたちと再び関わる
- クルルの兄は阿朱羅丸の正体であるアシェラ・ツェペシ
- 原作33巻では再びフェリドと戦い、今度はフェリドに喰われる
- ただしフェリド内部に存在しているため、完全消滅したとは断定できない
- 2026年9月時点では完全復活した状態にはなっていない
ということになります。
アニメだけを見ると、クルルは「フェリドに血を吸われて死亡したように見えるキャラクター」ですが、原作を読むとそれどころではありません。
むしろアニメ終了後から、クルルの過去や本当の目的、優やミカとの関係がどんどん重要になっていきます。
そして現在は再びかなり危険な状態になっています。
一度は「死んだと思ったら生きていた」クルル。
果たして今度も戻ってくるのか。
クライマックスが近づいているだけに、最後までクルルの行方を追っていきたいですね。