流桜とは?覇気との違いや使っていそうなキャラを紹介!

ONE PIECEの流桜

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ONE PIECEで、覇気とはまた別の概念が登場したことをご存じですか?

それが『流桜(りゅうおう)』と呼ばれる力です。

ワノ国の囚人採掘場でルフィがかつての侠客、ヒョウ五郎に教わった新しい力です。

 

これまでの覇気のワノ国独特の呼び方のように描かれながらも、その性質は私たちが知る覇気とは別のように思えます。

 

今回はそんなワノ国で新しく登場した力、流桜について詳しく考察していきます!

流桜と覇気の違いは勿論、ルフィとヒョウ五郎以外に流桜を使えそうなキャラクター、これまで覇気を使って繰り出された『ギア4』とは違った『ギア5』とも言うべき可能についても述べていきます!

 

流桜と覇気~流桜の仕組み~ 

まず流桜と覇気の違いについてですが、原作では『覇気をワノ国では流桜と呼ぶ』とヒョウ五郎は説明していました。

 

この台詞からも流桜と覇気は同一の物に思えますが、そこには決定的な違いがあります!

それは覇気を纏って一ヶ所に溜めるか、外へ流すかです。

 

覇気は拳や武器に纏わせる、つまり覇気を一ヶ所に溜めて自然(ロギア)系能力者さえも倒す武力に変換されたり、自身の意識や気配を察する感覚に集中させて相手の動きを読んだりすることができるようになります。

ルフィに武装色の覇気を教えるとき、レイリーも「見えない鎧を着るイメージを持て」と説明していることから明らかです。

 

対して流桜は、覇気を一ヶ所に留めるのではなく、読んで字の如く水面に浮かぶ桜のように余分な覇気を流して外へ放出する力と言えます。

これは単行本93巻収録の第940話『反逆の火種』にて、ヒョウ五郎が「力むのではなく、不必要な場所の覇気を拳に流す」と説明していることから分かります。

 

分かりやすく言うと、タオルに水を染み込ませてそのままタオルを使うのが覇気で、余計な水分を外に絞り出した時の水が流桜と言えるでしょう。

 

以上のことから、流桜と覇気は性質的に似て非なる物であることが分かって頂けたでしょう。

2つの物が性質的に異なると同時に、流桜にできて覇気でできない事が出てきます。

 

次の項では流桜を習得することで可能になる業について述べていきます。

 

流桜にできて覇気にできないこと

前項で流桜と覇気の性質的違いは理解頂けたかと思います。

では、流桜にできて覇気にできないことは一体何なのでしょうか。

 

流桜にしかできないことの代表的な物として、物体を内部から破壊することが挙げられます。

 

レイリーがシャボンディ諸島でケイミーの首輪を壊し、外した場面を覚えていますでしょうか?

一見覇気で壊したように見えますが、あれは流桜によるものです!

 

前項の例を使って説明すると、覇気は濡れたタオルその物です。

覇気で首輪を壊そうとすると言うことは、水(覇気)が染み込んだタオルで首輪を叩いて力ずくで壊す行為に当たります。

 

対して流桜は前項の例から、濡れたタオルから絞り出される余分な水分です。

滴った水は落ちた先の物体を伝い、時には精密機械の内部にも染み込みます。

ケータイ電話の水没をイメージすると分かりやすいかもしれません。

 

流桜で首輪を壊そうとする行為は、タオルから絞り出した余分な水分(覇気)を首輪の内部に染み込ませて、内部から破壊することを意味します。

 

つまり覇気はあくまでも外部からダメージを与えて物体を壊すのに対し、流桜は覇気を物体内部に流し込み、物体を中から外傷無く壊すことができるのです!

魚人島でジンベエが説明した魚人空手の仕組みが、どちらかと言えば流桜に近いと言えます。

 

覇気を外部へ流して使うと言う意味では、敵を覇気で威圧する覇王色の覇気もひょっとすると流桜の一部かもしれません。

これに関しては原作で特に言及がないので定かではありません。

しかし、可能性の1つとして頭の隅に置いておくだけでも、ONE PIECEをまた違った楽しみ方ができるかもしれません。

 

流桜の使い手と使えそうなキャラクター

覇気とは似てるようで違った性質を持つ流桜ですが、今現在その力を見せたのはレイリールフィそしてヒョウ五郎です。

 

この項では他に使えそうなキャラクターを考察していきます。

まずルフィやヒョウ五郎の様な明確な描写はありませんが、その昔頑丈なカイドウを斬りつけたことから光月おでんも流桜が使えたと考えられます。

 

では他の覇気を使えるキャラクターたちはどうでしょうか。

まず前提として置きたいのが、流桜は覇気を体から流して外に放出する力であることです。

 

ルフィやレイリーそしてヒョウ五郎の例から察するに、ウソップやヴァン・オーガの様な狙撃主や遠距離技を使うキャラクターには難しいかもしれません。

仮に使えるとしても、まず撃つ弾に覇気を纏わせて、当たると同時くらいのタイミングで纏った覇気を放出すると言うかなり高度なテクニックが必要になってしまいます。

しかし、おでんが使ったことから同様に刀を扱う剣士は使えるでしょう。

 

これらのことからゾロサンジユースタス・キャプテン・キッドらが今後もしかしたら使えるようになるかもしれません。

またパンクハザードでトラファルガー・D・ワーテル・ローに負けてしまいましたが、強力な武装色の覇気の使い手だったヴェルゴにも可能性はあったでしょう。

彼ほどの強力な覇気使いが、その覇気を外に放出できたとしたらそのダメージは相当なものであったに違いありません。

 

いずれにせよ、覇気を纏うのとはまた違った感覚を体で覚えて習得する流桜が覇気のように容易に普及するとは思えません。

しかし一方で、覇王色の覇気の様に、何かの拍子に偶発的に会得するキャラクターが現れる可能性も捨てきれません。

 

こればかりは推測の域を出ないので何とも言えませんが、こうした未知の部分を自分なりに考察しながら読む楽しさもONE PIECEの1つの醍醐味でしょう。

 

ルフィと流桜で更なる可能性

ここまで流桜と覇気の違い、流桜の可能性や使えそうなキャラクターについて述べてきました。

では実際に、覇気を使った技というと皆さんは何を思い浮かべますか?

戦桃丸の『足空独行(アシガラドッコイ)』、ロロノア・ゾロがピーカを斬った『一大・三千・大千・世界』など多数あります。

 

しかし、ここ最近で覇気を使った大技と言ったらルフィの『ギア4』ではないでしょうか。

あれはルフィの能力と武装色の覇気の融合技です!

ドンキホーテ・ドフラミンゴを追い詰め、シャーロット・カタクリと激闘を繰り広げた『ギア4』ですが、覇気と流桜が似て非なる物とすると、そこに更なる可能性が生まれます。

 

『ギア4』では今まで拳を覇気で硬化させていたのに対し、流桜を使いこなすことで今までのように力む必要がなくなります。

『ギア4』は著しく覇気を使うため持続時間が限られていましたが、流桜の習得により余計な覇気の消費を抑えることで、『ギア4』の持続時間が延びる可能性が考えられるのです!

 

また流桜は相手の内側からダメージを与えます。

仮に覇気と流桜の使い分けができるとしたらどうでしょう。

スモーカーの様な自然(ロギア)系能力者には覇気、ビッグ・マムの様にロギア系ではないけど頑丈な相手には流桜と戦闘の幅が広がります!

 

更にルフィが流桜主体の戦闘スタイルを身につけたらどうなるでしょう。

血の流れを加速させて飛躍的に攻撃力を上げる『ギア2』、骨に空気を含ませて体を硬く肥大化させる『ギア3』、筋肉その物に空気を含ませて全身に覇気を纏う『ギア4』のどれとも違った戦術になるのではないでしょうか。

流桜であれば自身の覇気を流して放出するだけなので、体の負担も軽く済み、巨大化の必要もない『ギア5』とも呼べる技が完成するかもしれません!

 

これまでの様な目に見えるパワーアップではありませんが、敵に内側からダメージを与えるこの新しい戦術は見た目に大きな変化が無い分、敵にとって強力な戦術になり得るでしょう!

 

流桜とは?覇気との違いや使っていそうなキャラ紹介!ルフィーのギア5に関係する?記事まとめ

 

原作では同等の物と扱われている流桜と覇気ですが、他の描写から細かく見ていくと別物であることが分かったかと思います。

 

覇気の概念が普及してONE PIECEの物語やルフィたちの戦術は、大きく変化しました。

覇気とは異なった新しい概念、流桜は今後もしかしたら覇気の概念が明確になった時と同様に大きな転換点になるかもしれません。

 

更なる盛り上がりを見せるONE PIECEにこれからも注目です!

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