終わりのセラフのファンの中では『 優シノ』と呼ばれるほど人気な2人。
百夜優一郎と柊シノアの関係性について調べていきたいと思います。
終わりのセラフといえば、人間と吸血鬼と鬼と天使の戦いですが、忘れてはいけないのがシノアの恋の行方ですよね!
いつシノアは優を好きになったのか、シノアのこの気持ちは恋なのか勝手ながら考察させて頂きました。
終わりのセラフのシノアと優の関係
二人の関係を簡単に説明すると『監視対象と監視官』です。
優はグレンに保護されてから4年の間優は一刻も早く強くなって吸血殲滅部隊にはいり、吸血鬼達に復讐することを目標にしていました。
しかし、過去の出来事から他者と触れ合うことを避けてきた優にグレンは学校に行けと命令します。
一方シノアは上官(グレン)に優を監視するよう命じられ、そこで優にグレンからの伝言「友達を作り、グレンに紹介するまで優の謹慎は解けない」を伝えます。
これが2人の出会いですね。
からかった口調で話しかけてくるシノアに対して鬱陶しそうに感じながらも無下にしない所がとても優らしいですよね。
シノアの場合も監視を行う前に優に関する情報を前もって読んでいたのでしょうが、情報とは違う部分に触れ優に対して個人的に興味を持ったのではないかと思いました。
1巻の3話「心に棲むオニ」で殲滅部隊の訓練「鬼との契約」についての説明もシノアがしていましたし、5巻の19話「暴走のリユウ」でも鬼呪装備の本当の使い方を教えていましたよね。
このこともあり優は吸血鬼を完全に倒すことが出来る鬼呪装備についてを1から説明してくれるシノアに絶大な信頼を寄せていきます。
シノアの方も自分のを必要としてくれる優に応えようとし始めます。
そして4巻の13話「幼馴染みのサイカイ」で仲間達が吸血鬼達に吸血されている所を見た優が左目から血のようなものと背中から黒い羽のようなものを出して暴走します。
優の暴走はシノアが抱きついたことにより止まりますが暴走した理由は不明です。
後日、グレンに優の暴走の事を問いただそうとしたのですが、はぐらかされ終いには「優に惚れたか?」と言われてしまいます。
グレンの質問に口では否定をしていましたが、実際のところはどうなのでしょうか。
終わりのセラフのシノアが優が好きなのか考察
ここからはあくまで私個人の解釈なので読むのであればご注意を…。
グレンに「優に惚れたか?」と言われる前に潜在的に優に好意を持っていたのではないかと思いました。
最初は好意というか憧れみたいな感じで…。
「百夜孤児院」のみんなは血の繋がっていない赤の他人の集まりなのですが、優はそれを『家族』と言い、思い出を大切にしていました。
誰にも必要とされないと感じながら育ったシノアにとって優のその考え方はとても不思議なものだったはずです。
なぜ本当の家族でもないのにそこまで想えるのか。
そんなに大切に想われたらどんな気持ちになるのか。
などを優がミカの話をしている時や優とミカが一緒にいる時に何度も考えていたのだろうなと私は思いました。
そして、優と同じ隊に配属され共に戦っているうちに優の真っ直ぐさや隊員を家族のように思う気持ちに惹かれたのではないでしょうか。
ただシノア本人は感情面に関して物凄く鈍感な所があるので、これが恋なのかなんなのかはシノアの中ではハッキリしていないのかなと私は思っています。
普段冷静な態度を取っているシノアが優への想いを自覚した時の反応を見てみたいですよね。
終わりのセラフのシノアが恋しているシーンは何話?
シノアが優に恋してるのかは不明ですがそうなのではと思わせるシーンをまとめてみました。
4巻の14話「みんなツミビト」
暴走した優は戦いの後から五日後経っても目を覚まさずにいました。
シノアは5日かけてグレンの居場所を探し当て、優の暴走について聞き出そうとしましたがはぐらかされますが優に投与した薬が切れ目を覚ますと言われ、シノアは優の病室に行き寝ている優に独り言を言うシーンです。
そこでのシノアの独り言が「あれ?これはもしかしたら本当にシノアは優に気があるのかも知れない」と思えるシーンでした。
グレンに言われたことを思い出しながら1回否定するのですが、優の手を取り顔を赤くしながら少し考えてしまうシノアがとても可愛いです。
5巻の18話「憑依するマヒル」
今まで仲間は要らないと豪語していた優が素直にシノアたちを仲間と認めたシーンで、シノアは自分を頼ってきた優の手を軽く握りました。
そして優がギュッと握り返しそれに顔を赤らめ、優のことを少なからず意識していることが分かるシーンだなと思いました。
優にとって自分は必要な存在なんだと言われたみたいで嬉しかったのではないかと私は思いました。
18巻の72話「檻の中のヒイラギ」
シノアの精神世界で自身の呪術装備「四鎌童子」と会話をしているシーンで、今まで四鎌童子と話をしている時に隙をつかれたことのなかったシノアですが、この時は優の話になり少し動揺していましたよね。
四鎌童子に「優を人間に戻す方法がある」と言われ、シノアの動悸の音が大きくなり「君はあいつに恋をー」と言われ、それを遮るように「黙れ鬼」と言っています。
普段から感情を表に出さないシノアですが、この時は珍しく取り乱していましたよね。
自分の感情のコントロールがとれなくなるほど優に強い想いを抱いているということではないのでしょうか。
18巻の74話「恋がメザメル」
四鎌童子が優の精神世界に入り込み、優とアシュラを殺しに来るのですが、すんでの所でシノアが助けに来ます。
シノアは優を助けるために16年間守り続けた心の扉を開けてしまうのです。
心の扉を開けてしまったら四鎌童子に侵入されると分かっていたのに……。
自分の優への気持ちを完全に自覚したのではないかと私は考えています。
まとめ
シノアと優の関係性を簡単にまとめると……
- 監視官と監視対象者
- 同じ隊の隊長と隊員
- 隊の仲間は『家族』
この3つにまとめることができます。
本作品の中でシノアは優への好意を指摘されるたびに否定していますが私的にはやはりシノアと優はくっついて欲しいと思います。
家族愛を知らないシノアに優がそれを教えるという妄想をしてしまいますよね。