ジャンプSQ.で連載中の【終わりのセラフ】で、メインキャラクターの一人として登場する柊シノア。
可愛らしい容姿と小悪魔的な性格で人気ですが、物語を追っていくと「シノアって結局何者なの?」「吸血鬼なの?」「四鎌童子の正体は?」と気になる部分がどんどん出てきます。
特にシノアは、日本帝鬼軍を率いる柊家の人間であるだけでなく、生まれた時から体内に鬼を宿していたというかなり特殊な人物です。
しかも、その鬼である四鎌童子の正体まで明らかになると、シノアが物語の中でもかなり重要な存在だったことが分かってきます。
そこで今回は、
- 柊シノアの正体
- 柊家との関係
- シノアの強さや能力
- 四鎌童子の正体
- シノアは吸血鬼なのか
- 吸血鬼化した後どうなったのか
- 優一郎との関係
- 現在のシノアは死亡しているのか
についてまとめました。
※以下はコミックス36巻までのネタバレを含みます。
目次
【終わりのセラフ】柊シノアの正体は何者?

結論から言うと、柊シノアは日本帝鬼軍を統べる柊家の直系に生まれた人間です。
そのため、もともと吸血鬼だったわけではありません。
しかし普通の人間と大きく異なるのが、生まれた時から体内に四鎌童子という鬼を宿していたことです。
さらに物語が進むと、この四鎌童子が単なる鬼ではないことも判明します。
つまりシノアの正体を簡単に整理すると、
「柊家直系の人間でありながら、生まれながらに非常に特殊な鬼を体内に宿していた存在」
ということになります。
シノアは柊家直系の人間
シノアの名字からも分かる通り、日本帝鬼軍のトップに君臨する柊家の直系です。
しかし作中では最初から自分の出自を前面に出しているわけではありません。
百夜優一郎が日本帝鬼軍の本部へ呼び出された際などを通じて、シノアが柊家の人間であることが明らかになっていきました。
とはいえ、本人は柊家という立場に誇りを持っているわけではありません。
むしろ柊家とは距離を置いていて、軍での昇格についても積極的ではありませんでした。
柊家の直系というだけならエリート中のエリートですが、シノア本人の生い立ちは決して恵まれたものではなかったんですよね。
シノアは普通の人間とは違う特殊な存在
シノアが普通ではない最大の理由が、生まれた時から体内に四鎌童子を宿していたことです。
姉の真昼と同じようにシノアも高い身体能力や呪術の才能を持っており、実験体としても優秀な結果を残していました。
しかも天才とされていた真昼からも、シノアの才能は高く評価されています。
しかし本人は自分の能力を鼻にかけるような性格ではなく、むしろ柊家そのものに冷めた感情を抱いていました。
明るく冗談を言う現在の姿だけを見ていると分かりにくいですが、シノアは幼い頃からかなり複雑な環境で育ってきた人物なんですよね。
【終わりのセラフ】柊シノアのプロフィール

シノアの基本的なプロフィールをまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 柊シノア |
| 階級 | 日本帝鬼軍・軍曹 |
| 所属 | 柊シノア隊・隊長 |
| 誕生日 | 12月25日 |
| 身長 | 150cm |
| 年齢 | 物語開始時15歳 |
| 体重 | 39kg |
| 鬼呪装備 | 四鎌童子 |
| 武器 | 大鎌 |
紫色の髪を大きなリボンで結んでいるのが特徴です。
基本的にはいつも笑顔で、冗談や悪戯を交えながら周囲をからかっています。
一方で本心を表に出すことは少なく、何を考えているのか分かりにくいところもシノアの特徴ですね。
当初は上司である一瀬グレンの命令により、百夜優一郎を監視する役目も担っていました。
しかし優一郎やシノア隊のメンバーと過ごすうちに、シノア自身の感情も少しずつ変化していきます。
【終わりのセラフ】シノアと柊家の関係
シノアは柊家直系の人間ですが、家族との関係はかなり複雑です。
シノアの正体を理解するうえで欠かせないのが柊家です。
父・柊天利との関係
シノアの父親は、日本帝鬼軍を率いていた柊天利です。
ただしシノアは父親との一般的な親子関係を築いてきたわけではありません。
柊家では血筋や能力、実験などが優先されており、シノアにとって家族は安心できる存在ではありませんでした。
そのため、シノアが「柊家だから」という理由で地位を求めなかったのも納得できます。
姉・柊真昼との関係
シノアの実姉が柊真昼です。
真昼は一瀬グレンと深い関係にあり、鬼呪装備の研究にも大きく関わった天才です。
そしてシノアと真昼には、生まれながらに鬼を宿していたという共通点があります。
真昼はシノアの才能について、自分以上の可能性を持っていると見ていました。
シノアの能力や四鎌童子との関係を考えるうえで、真昼の存在は非常に重要ですね。
異母兄・柊暮人との関係
柊暮人もシノアにとって家族にあたる人物ですが、こちらも温かい兄妹関係とは言えません。
シノア自身、柊家の人間たちに対してかなり冷めた視線を向けています。
そんな環境で「誰にも必要とされない」と感じながら育ったことが、シノアの本心を隠すような性格につながっているのかもしれません。
【終わりのセラフ】シノアの強さや能力

シノアは前線で圧倒的な攻撃力を見せるタイプではありません。
そのため、優一郎や君月ほど「強い」という印象を持たない人もいると思います。
しかし、シノアの本当の強さは単純な攻撃力だけではありません。
シノアは身体能力・呪術の才能が高い
漫画2巻の第6話「漆黒のアシュラ」では、グレンが鬼呪装備との契約の儀を受けられる人間を選別するため、教室全体に鬼呪攻撃を仕掛けています。
この攻撃に対し、小百合でさえ呪符を使用して耐えている状態でした。
後に黒鬼シリーズを持つことになる優一郎や君月も、なんとか耐えているといった状況です。
しかしシノアは、呪符を使用することもなく比較的余裕のある様子を見せていました。
このシーンからも、シノア自身の身体能力や呪術への適性が非常に高いことが分かります。
戦闘力だけでなく指揮官として優秀
シノアの強みは、冷静な状況判断にもあります。
突然戦闘になっても周囲の状況を把握し、仲間全員が生き残るための方法を考えられる人物です。
さらにメンバーからも隊長として信頼されています。
自分一人で敵を倒すタイプというより、仲間それぞれの能力を活かして戦う指揮官タイプと言えるでしょう。
鬼呪装備は四鎌童子
シノアが使用する鬼呪装備が四鎌童子(しかまどうじ)です。
シノア本人は「しーちゃん」と呼んでいます。
武器の形状は巨大な鎌。
優一郎や君月の武器のように純粋な攻撃力だけを追求したものではなく、索敵やサポートにも向いています。
作中では、高速で移動する吸血鬼が鎌の効果範囲へ入ったことを感知する場面もありました。
しかし、この四鎌童子にはシノアの武器というだけでは済まない秘密がありました。
四鎌童子の正体は第一位始祖シカ・マドゥ
シノアの正体を語るうえで最も重要なのが、四鎌童子の存在です。
物語が進むことで、四鎌童子の正体が第一位始祖・シカ・マドゥ(真祖)につながる存在であることが明らかになっていきます。
ここで、それまで別々に見えていた「柊家」「四鎌童子」「吸血鬼」「終わりのセラフ」がつながってくるんですよね。
四鎌童子とは何者?
当初、四鎌童子はシノアが契約している鬼呪装備として登場します。
しかし実際には、シノアの人生そのものに深く関わっていた存在でした。
シノアは鬼呪装備を手に入れた後で初めて四鎌童子と関わったわけではありません。
生まれた時からすでにシノアの中に存在していたのです。
そのためシノアと四鎌童子の関係は、一般的な鬼呪装備の契約者と鬼の関係とは大きく異なっています。
なぜ四鎌童子はシノアに宿っていた?
四鎌童子は長い時間をかけて柊家や「終わりのセラフ」に関わる計画へ影響を及ぼしていました。
その中で、シノアは非常に適性の高い「器」として扱われます。
真昼も優秀な存在でしたが、シノアはさらに高い可能性を秘めていました。
つまりシノアが特別なのは単に柊家の血を引いているからではありません。
真祖の存在をその身に受け入れられるほど特殊な素質を持っていたことが、シノアの大きな秘密だったわけです。
【終わりのセラフ】シノアは吸血鬼なの?
「シノアの正体は吸血鬼なのでは?」
と疑問に思う人もいると思います。
しかし、シノアはもともと吸血鬼ではなく人間です。
柊家の人間として生まれ、その体内に四鎌童子を宿していました。
ただし物語の途中で、シノアの身体に吸血鬼化のような変化が起きています。
ここが非常にややこしいところです。
通常の吸血鬼化とは何が違う?
『終わりのセラフ』における一般的な吸血鬼化は、吸血鬼の血を人間が飲むことで起こります。
そして人間の血を飲むことで完全な吸血鬼となり、肉体の成長などにも大きな変化が生じます。
しかしシノアの場合、この一般的な流れとは違います。
シノアは普通に吸血鬼から血を与えられて眷属になったわけではありません。
原因となったのは、体内に存在していた四鎌童子です。
シノアに吸血鬼化のような変化が起きた理由
シノアは強い精神力によって四鎌童子を抑えていました。
しかし最終的に四鎌童子の侵食を受け、身体を乗っ取られてしまいます。
その際にシノアの身体には吸血鬼化を思わせる変化が現れ、世界中の吸血鬼が真祖の存在を感じ取る事態となりました。
つまり「シノアが普通の吸血鬼になった」と考えるより、
真祖である四鎌童子がシノアという器を利用して表へ出てきた
と考えたほうが分かりやすいでしょう。
吸血鬼化したシノアはその後どうなった?

以前の段階では、
「このままシノアは吸血鬼になるのか?」
「人間に戻れるのか?」
という状態でした。
しかし現在は物語がさらに大きく進んでいます。
四鎌童子に身体を乗っ取られる
四鎌童子の侵食を受けたシノアは、自分の身体を自由にできない状態になってしまいます。
その後、斉藤をはじめとした始祖たちまで関わり、シノアの身体を舞台に真祖を巡る戦いが展開されました。
かつては自分の感情を押し殺して生きていたシノアですが、皮肉にも「欲望」や感情が真祖との戦いに大きく影響していきます。
真祖の支配からは解放された?
戦いの中で真祖は一度封じられ、シノア自身の意識も戻ります。
しかし、シノアと真祖の因縁はそこで完全に終了したわけではありません。
むしろ後半では、シノア自身が真祖の力へ積極的に関わっていく側へ変化していきます。
ここが初期のシノアと現在のシノアで大きく違うところですね。
シノアは真祖の力を手に入れた
物語が進んだ34巻では、真祖の力を得たシノアが登場します。
33巻の時点でも、シノアは瀕死となった真祖の力を狙う重要人物として描かれていました。
もともと真祖に身体を奪われる側だったシノアが、物語後半では逆にその力へ手を伸ばすところまで成長しているのはかなり印象的ですね。
【終わりのセラフ】シノアと百夜優一郎の関係
シノアを語るうえでもう一人欠かせないのが、主人公の百夜優一郎です。
最初はグレンの命令によって優一郎を監視していたシノア。
しかし行動を共にしていくうちに、優一郎はシノアにとって特別な存在になっていきました。
シノアは優一郎が好き?
作中では、シノアが優一郎に恋愛感情を抱いていることが分かる描写があります。
初期は優一郎をからかって楽しんでいるだけにも見えましたが、次第にシノア自身がその感情を自覚するようになっていきます。
シノアはそれまで「欲望が薄い」人物でした。
誰かに強く期待することもなく、本当の気持ちを表に出すことも少なかったんですよね。
しかし優一郎やシノア隊の仲間と過ごすことで、シノアにも「失いたくない」「一緒にいたい」という強い感情が生まれます。
優一郎への恋心がシノアを変えた
このシノアの感情は単なる恋愛要素だけではありません。
四鎌童子との関係でも、シノアの「欲望」は重要になります。
それまで感情を抑えていたシノアが、自分の欲望を認めるようになったことは精神的な成長とも言えるでしょう。
最初は他人をからかって一歩引いた位置から眺めていた少女が、大切な人のためなら自分から動く人物へ変わっていったんですよね。
【終わりのセラフ】現在のシノアは死亡した?
結論として、コミックス36巻時点でシノアの死亡は確認されていません。
むしろ34巻では真祖の力を得たシノアが登場し、36巻でも優一郎と並んで物語に関わっています。
つまり現在のシノアは、吸血鬼化したまま退場したキャラクターではありません。
物語終盤でも重要人物の一人として関わり続けています。
初期はシノア隊の隊長という立場だった彼女が、ここまで物語の核心に近い存在になるとは思いませんでした。
特に、
- 柊家
- 四鎌童子
- 真祖
- 優一郎
という作品の重要要素すべてと関係していることを考えると、シノアが最後まで物語に深く関わる可能性はかなり高そうです。
まとめ
今回は『終わりのセラフ』の柊シノアの正体や強さ、四鎌童子、吸血鬼化についてまとめました。
シノアについて整理すると、
- 日本帝鬼軍を統べる柊家の直系
- もともとの正体は人間
- 生まれた時から体内に四鎌童子を宿していた
- 身体能力や呪術への適性が非常に高い
- シノア隊の隊長として指揮能力にも優れている
- 四鎌童子は真祖シカ・マドゥにつながる存在
- 真祖に身体を乗っ取られ、吸血鬼化のような変化が起きた
- その後は真祖の力を得るまでになった
- 優一郎へ恋心を抱いている
- コミックス36巻時点では死亡していない
という人物です。
最初は、小悪魔的な性格の可愛い隊長という印象だったシノア。
しかし物語を追っていくと、実は『終わりのセラフ』という作品の核心にかなり近いキャラクターだったことが分かってきます。
特に「シノアの正体」と「四鎌童子の正体」は別々の話ではなく、真祖や柊家、「終わりのセラフ」の計画にもつながっています。
さらに現在は真祖に利用されるだけの存在ではなく、シノア自身がその力を手にするところまで物語が進みました。
優一郎との関係がどうなるのかも含めて、物語の最後までシノアから目が離せませんね。