【終わりのセラフ】で重要な鍵を握っているであろう一瀬グレンとその恋人でグレンと同じ志を持つ柊真昼について詳しくまとめてみました。
真昼とのエピソードを見ていくうちにグレンの過去や今のグレンになってしまった経緯なども見えてくると思います。
【終わりのセラフ】ではあまり語られないグレンの過去について『終わりのセラフー一瀬グレン、16歳の破滅』から紐解いていこうと思います。
一瀬グレンと柊真昼の関係、二人は元恋人
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一瀬グレンと柊真昼が恋人同士だったということが漫画で分かるのは五巻の十八話「憑依するマヒル」のところで語られていました。
新宿で吸血鬼達に仲間を襲われたのと、戦いの前に渡された薬のせいで優は自分の中の「終わりのセラフ」を暴走させてしまいます。
結果的には、シノアのお陰で暴走は止まりますが、優は昏睡状態になってしまいました。
優が目を覚ましたのはそれから、5日経った頃でした。
病院で目を覚ました優は、あの戦場に自分の家族・ミカがいた事を思い出します。
そしてそのミカが吸血鬼になっていたことも……。
ですが、生きていたという事実に喜び、優は吸血鬼を人間に戻す方法を必死に探し始めました。
そんな時に、放送で新宿中央軍官舎一号執務室に呼び出されたのです。
その場所は階級が上位の人しか使えない部屋とされています。
つまり、優は日本帝鬼軍の中枢である“柊家”に呼び出されたのです。
そこで優が聞かされたのは
- 「百夜孤児院は身寄りのない子供たちを使って人体実験をしていたこと」
- 「まだ鬼呪装備の本当の使い方をグレンに教えてもらえていないこと」
大まかに言うとこの2つでした。
その呼び出しの帰りにグレンに会った優は鬼呪装備の使い方を教えろと要求します。
グレンはその要求に応え、後日優たちを呼び出しました。
鬼呪装備には『具現化』と『憑依化』というのがあるのですが、『具現化』はシノアの鬼呪装備である四鎌童子で、『憑依化』は自分の鬼呪装備の真昼ノ夜で実際に見せました。
憑依をさせるときにグレンが発した「俺に憑依しろ《真昼》」という言葉にシノアの表情が変わりましたよね。
この後のシノアとグレンの二人の会話の中で、グレンと柊真昼が元恋人同士だったという事実が判明します。
さらに、鬼呪装備の研究に取り憑かれ鬼に成り果てた真昼を退治したのがグレンだったという驚きの事実までもが語られていましたね。
一瀬グレンと柊真昼の出会い
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さて、グレンと真昼が恋人同士だったということが5巻で判明しましたが、では、二人の出会いや詳しい話など気になりますよね。
漫画ではあまり二人のことについて描かれていませんでしたが、もう一つの漫画「終わりのセラフー一瀬グレン、16歳の破滅」で描かれているのでまとめてみました。
幼少期
「一瀬グレン、16歳の破滅」の1巻の2話に二人の幼少期の頃が少し描かれていました。
この時にはもう既に二人は惹かれ合っていたのでしょう。
広い草原の下という二人きりの世界でグレンと真昼は自分達の未来について話していました。
「私たち大人になったら結婚できるかな?」と真昼の問いに、「無理だよ…俺は分家の一瀬家そしておまえは本家の柊家」とグレンはどこか諦めたような目をしながら客観的な意見を述べていました。
しかし、その言葉とは裏腹にグレンの手を握る真昼の手を振りほどこうとはせず、ただ遠くを見つめていました。
そんな二人だけの世界を壊すように真昼の護衛であろう人たちが、真昼をグレンから無理矢理引き離していきました。
グレンは護衛であろう人たちにボコボコにされ、真昼は手を引かれながらグレンに『ごめんなさい私のせいでごめんなさい』と泣いていました。
その姿を見たグレンは「悪いのは力のない身分の卑しい僕だ」と自分の無力・非力さにひとり嘆き怒りを覚えていました。
この後グレンと真昼は高校で再会するまで一度も会うことはありませんでした。
高校で再会
グレンと真昼が再会を果たしたのは「一瀬グレン、16歳の破滅」の1巻の3話に描かれています。
二人が引き離されてから10年の月日が経ち、グレンは高校生になり《第一渋谷高校》に入学しました。
この学校は表向きは普通の学校ですが、実際は『帝ノ鬼』という日本でも有数の宗教組織が管理・運営している呪術養成学校でした。
なので、在学生には呪術の実力者がうじゃうじゃいます。
さらに、『帝ノ鬼』を起こした『柊家』と柊家から分離し『帝ノ月』を作った一瀬家は仲が悪く、この学校では200年もの間一瀬家の次期当主候補の人は代々冷遇されていました。
グレンも同様に入学して早々に嫌がらせを受けていました。
そんなある日、訓練でクラスメイトの柊深夜から本気の攻撃をもろに食らい医務室に運ばれてしまいました。
深夜の攻撃で気を失ったグレンは医務室で目を覚ますと、そこには怪我の心配をする真昼の姿がありました。
二人は10年ぶりの再会でしたが、グレンは真昼に対してすっかり他人行儀の言葉遣いになっており、それに対して真昼は悲しい表情を見せるばかりでした。
一瀬グレンの親友・柊深夜と柊真昼
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— 終わりのセラフ公式 (@owarino_seraph) April 2, 2015
「終わりのセラフ」の中でもちょろっと紹介されていますが、柊深夜と柊真昼の関係は親が決めた許嫁です。
深夜の名字も『柊家』ですが、養子で柊の血は一切入っておりません。
深夜はもともと『帝ノ鬼』が運営している幼稚園に所属していました。
そこで優秀だった深夜は真昼の許嫁候補になったのです。
そして、許嫁候補の人たちを互いの殺し合わせ、生き残ったものが真昼の許嫁になるというデスゲーム的なものが行われました。
そこで生き残ったのが深夜だったのです。
深夜が真昼のことどう想っていたのかは定かではありませんが、なにかしらの情はあったとは思います。
他の許嫁候補と殺し合いまでしているのだから好意じゃなくてもなにかしらの感情はあったと思います。
まとめ
一瀬グレンと柊真昼の関係についてまとめると
- 二人は幼少期の頃から既に惹かれ合っていた
- 一度は引き離されるが高校で再会する
- 10年もの月日が経っても二人は変わらずお互いを想っていた
- 真昼には親が勝手に決めた許嫁が存在していた
と、こんな感じですかね。