今回は、『ワンピース』第999話【君がため醸みし待酒】のネタバレ考察をしていきたいと思います。
前回は、ついに飛び六胞全員の能力が判明します。
全員が恐竜の能力者だと思われていましたが、蓋を開けてみると全員ゾオン系古代種の悪魔の実の能力者でした。
恐竜以外には、蜘蛛の能力を持つブラックマリアやサーベルタイガーの能力を持つフーズ・フーなどが描かれましたね!
そして998話【古代種】の最後には、ヤマトとエースの過去について少し触れるシーンがありました。
数年前まで、鬼ヶ島の正面に置かれていた龍の像。
今は壊され、倉庫に仕舞われています。
龍の顔面はエースがメラメラの実の能力で溶かしたような傷跡が残っていました。
999話では、ヤマトとエースの過去について描かれるのでしょうか?
それでは第999話のネタバレ考察をしていきます!
目次
ワンピース999話考察①ヤマトとエースの出会い
ヤマトも エースも 純粋に戦闘大好き(強いやつと戦うのが好き=グラップラー) 。
純粋に ヤマトの「やぁ!!」という技を出すときの掛け声が 、、スコ。。
海賊王の実の息子 バリバリ生まれも育ちもヤンキーの エースの 「オラァ‼︎」に対して、
「やあァ‼︎」 で 張り合うのがスコ。。ズズゥ ン。 pic.twitter.com/Ivkk7ms4ND— 芳我英典EISUKE HAGA™️(IQ89555兆)🇯🇵 (@Eeeeechan1) December 21, 2020
999話の冒頭では、過去回想シーンから始まります。
いきなり激突するヤマトとエース。
2人の戦いが描かれた過去回想シーンだけでも気になる点満載です!
一つずつ考察していきます!
エースの目的とは?
エースはおよそ4年前、なぜワノ国を訪れたのでしょうか?
今回、エースの部下たちも数名描かれていますが、全員スペード海賊団のメンバーでした。
そのため白ひげ海賊団に加入する前にエースはワノ国を訪れていることが分かります。
「カイドウの首を取りに来た!!!」というエースの言葉から、白ひげバックにいた場合、エース単独でワノ国に行かせることはしないはずですから、スペード海賊団時代のエースだと想像できますね。
スペード海賊団時代のエースはワンピースを目指して冒険していたはずですから、冒険の途中でワノ国に到達したと考えるのが妥当でしょう。
ワノ国で編み笠村を訪れ、ワノ国の現状を知り、カイドウやオロチによって誘拐、監禁された者を解放してほしいという依頼を受けて鬼ヶ島を訪れました。
しかし、ワノ国の現状を見て許せなかったエースは、カイドウの首を取ろうとしていたのでしょう。
カイドウや幹部が不在の鬼ヶ島
エースがカイドウの首を取るために、鬼ヶ島を訪れた際、カイドウや幹部たちは全員不在で、ヤマトと部下たちしかいませんでした。
カイドウが幹部全員を引き連れて行く遠征となれば、かなり大きな戦いがあったと想像することができます。
エースがワノ国を訪れたのは、およそ4年程前です。
4年前、百獣海賊団が全戦力をかけて対立した相手がいたと思われますが、一体誰と戦ったのでしょうか?
カイドウがその戦いに勝ったのか負けたのかも情報がなさすぎて考察しづらいですね。
カイドウは死ねない体を持つ特殊な体質の持ち主です。
今もなおカイドウが生きていることを考えるとカイドウの勝利と考えるのが妥当です。
しかし、カイドウは負けても死なない、現に過去カイドウは海賊に7度の敗北をしたことが分かっています。
敗北しても死なない体なので、カイドウが敗北した可能性も考えられますね。
4年前一体なのがあったのか気になるところです。
大海賊の船長を親に持つ苦悩
ヤマトとエースには、大海賊が親だという共通点があります。
エースの父は、海賊王ゴール・D・ロジャーです。
エースが生まれたときには、ロジャーはすでに処刑されており、世界的にもロジャーは悪人として考えられてきました。
悪人の子供であることをコンプレックスに感じてきたエースは、自分は存在していいのか悩んできたのです。
海賊として冒険する中で、エースが誰の親だろうと関係ない、エースそのものを見て、愛してくれる仲間に出会うことで、エースのコンプレックスは次第になくなっていきます。
親が誰であろうと親に縛られずに行動することができるようになったのです。
一方、ヤマトは「おでんになりたい」と光月家の無念を代わりに晴らすという目的がありながら、父であるカイドウの存在に縛られていました。
現に、ヤマトが勝手な行動を取れないように、爆弾付きの手枷まで付けられ、手枷が原因でヤマトは自由に行動することができなくなっていたのです。
カイドウや幹部たちが不在の鬼ヶ島でも、ヤマトが残って番人をしていたことからもヤマトがカイドウに拘束されていたことが分かります。
敵同士でさらに力も強い2人だからこそ、通ずるものがあり、戦いの後には意気投合するまでになりました。
ヤマトとエースが持つ酒瓶
意気投合したヤマトとエースは、
「不知夜月」 (いざよいづき と読むらしい。十六夜とも書くらしいが。夜通し明るく照らす月で、夜がないということ と言う意味らしい)
で乾杯。 ヤマトの酒は なんだろう。「望 〜 なんちゃら」 pic.twitter.com/e7iMWlMsoC— 芳我英典EISUKE HAGA™️(IQ89555兆)🇯🇵 (@Eeeeechan1) December 21, 2020
ヤマトとエースの戦いは終わり、仲良くなった様子の2人。
酒を共に呑む仲になり、乾杯する姿が描かれます。
その際、エースが持っている瓶には、「不知夜月」と書かれているのが分かります。
不知夜月とは、一晩中月が出ており、夜を知らないという意味があります。
現在ワノ国は、カイドウが20年間支配しており、ずっと長く暗い夜のような日々が続いています。
夜が続いているワノ国から考察すれば、不知夜月は、夜の終わり、つまりカイドウの支配が終わることを意味するのではないでしょうか。
ちなみ、不知夜月は満月の次の夜の月のことを示します。
討ち入り作戦が満月の夜に行われていることから、次の月は、不知夜月になり、討ち入り作戦の成功とカイドウの支配が終わるのが目前だと読み解くこともできますね。
また、ヤマトが持っている酒瓶、エースの持っている酒瓶が重なってしまい、何と書かれているのか分かりません。
見えている部分から推測すると、1文字目は「望」という漢字に見えます。
不知夜月と関連付けて考察すると、ちょうど満月の日ことを望月とも言うそうです。
まるで現在のワノ国での戦いを結末を予言するような、酒瓶が描かれていますね。
ヤマトが麦わらの一味になる説が濃厚に!?
ヤマトが登場してから、ワノ国編が終わってからヤマトが麦わらの一味に加入するのではないかという予想がされていました。
『ワンピース』のストーリーの中でも、ワノ国という存在は大きく、ストーリーの重要な部分を担っていることからもワノ国のキャラクターが麦わらの一味に加入する展開は大いにあり得る展開です。
999話で描かれたヤマトとエースの会話から麦わらの一味への加入が現実味を帯びてきました。
注目した会話は、ヤマトとエースが若い世代の海賊について話をしているシーンです。
そのときのヤマトはかなりイキイキした表情を見せています。
また、ヤマトは手錠が外れたら海へ出たいんだと自身の夢を語っています。
現在ルフィによって手錠を外してもらったため、ワノ国編が終わればヤマトはカイドウの支配から抜け出し、自由の身となるでしょう。
自由の身になったヤマトがルフィと共に海にでる展開が描かれるのかもしれないと考えるとワクワクしますね!
ルフィの凄さが表れる!
今回描かれた回想シーンは、およそ4年前です。
ルフィはまだ15歳、フーシャ村で過ごしており、海賊にはなっていません。
ヤマトとエースの会話からその時代にはすでにキャベンディッシュや、キッド、ロー、ベッジなどの最悪の世代と呼ばれることになる海賊たちがすでに頭角を表していることが分かります。
ルフィが海賊としてフーシャ村を出たのは、2年前です。
そして1年も経たずして、ルフィは、キッドやローたちに実力や懸賞金額など追いつき、最悪の世代として世間から取り上げられたのです。
ルフィの駆け上り方が異常に早いことが分かりますね。
ワンピース999話考察②ナミとお玉の作戦
お玉に活躍してほしい pic.twitter.com/TA3qtaEKXa
— ごち (@ultralongman) April 28, 2020
飛び六胞のうるティ&ページワンと戦っていたナミ&ウソップは、一時戦線離脱し、お玉と共に逃げています。
しかし、戦意喪失した訳ではありません。
お玉からの提案で、何やらうるティ&ページワンに対抗する作戦をナミが採用した様子です。
今週の話で、飛び六胞と対峙する麦わらの一味のメンバーが描かれたのは、ナミのみなので、次回以降、一番初めに一騎打ちが描かれるのは、ナミ&ウソップvsうるティ&ページワンかもしれませんね。
またワノ国の序盤で、お玉はルフィからエースの死をオブラートに包むことなく話したことから、お玉からは意地悪なやつと写っていたようです。
しかし、ナミからルフィはエースと義兄弟だったことを聞かされ、和解できそうです。
ワンピース999話考察③考察おでんの航海日誌
お玉ちゃんはナミさんから、モモはヤマトから、それぞれエースとルフィが義兄弟だと聞かされて。
モモはエースがロジャーの子供って事も聞いたんだな?
ああ、やっぱヤマトは“D”について知ってるんだね・・・そろそろ“D”についても、おでん様の航海日誌の中身も明かされそうかな?— あやりん (@ayarin_op) December 21, 2020
おでんの航海日誌を持っているヤマトは、ワンピースの正体や、おでんがワノ国を開国しようとする理由など全て知っていると考えられます。
そして、ルフィとエースが義兄弟であることを話した流れで、モモの助がルフィをワノ国に連れてきたことについて「運命としか思えない!!」と話します。
その際ルフィについて、名前にDが付いている点を挙げ、航海日誌を見つめるシーンが描かれました。
おでんの航海日誌には、Dの名、Dの一族についても書かれていることが伺えますね。
つまり、ヤマトはDの一族の秘密を知っていることになります。
ヤマトがルフィと出会った際、ルフィを待っていたと話していました。
これは、詳しく言えば、Dの名を持つルフィを待っていたと読み解けるのではないでしょうか?
Dの一族がワノ国の開国に役立つと考えられるため、一体ルフィの何をヤマトが求めているのか、Dの一族が必要な理由は何なのか気になるところです。
その謎が明かされたとき、『ワンピース』という物語に急展開が待ち受けているような気がします。
ワンピース999話考察④カイドウ&ビッグ・マム
ここで カイドウに対して、ビッグマム。
「おい、カイドウ‼︎ どれだけ殺そうと勝手だが、ニコロビンは生かしておけよ?」
おおお。やはり、 世界で ポーネグリフ解読できるのは、 オハラの生き残り ロビンちゃん のみ。。 pic.twitter.com/RSkHdF2E6h
— 芳我英典EISUKE HAGA™️(IQ89555兆)🇯🇵 (@Eeeeechan1) December 21, 2020
鬼ヶ島ドーム屋上にて、合流したカイドウとビッグ・マム。
弱っていたゼウスとプロメテウスも屋上で復活し、本来の元気な姿に戻ります。
2人のやり取りにも驚くべき事実が判明したりと気になる点があったためまとめます。
狙いはロビン
海賊同盟を組むことで、ワンピースを目指すと宣言したカイドウ&ビッグ・マム。
ワンピースを狙うということは、古代文字を解読し、ラフテルを目指すということです。
古代文字解読には、ロビンの頭脳が必要だと判断しているのでしょう。
現状、古代文字を解読できる唯一の人間が麦わらの一味のニコ・ロビンです。
いずれロビンを奪い合う展開があるとは予想していましたが、早速四皇の2人がロビンを狙っていますね。
飛び六胞の一人であるブラックマリアとロビンは戦うのではないかという展開を予想していましたが、もしかしたらロビンは生け捕りにされて、捕らわれてしまうかもしれませんね。
三つ目族の謎
ビッグ・マム海賊団の一員で、シャーロット家35女のプリン。
プリンは三つ目族という額に第3の目がある特異な種族です。
プリンの第3の目は開眼しておらず、開眼したら一体何が起こるのか明かされていませんでした。
どうやら三つ目族の目が開眼すれば、古代文字の解読ができるようです。
もしプリンが開眼していれば、カイドウと同盟を結ぶ必要も、ロビンに固執する必要もなかったかもしれませんね。
プリンの開眼について待てないとビッグ・マムが発言していることから、ビッグ・マム海賊団内でのプリンの立場は危うくなっているとも考えられます。
プリンがビッグ・マム海賊団を裏切り、麦わらの一味、主にサンジの味方をするという展開も今後予想できます!
カイドウの能力がついに判明!ウオウオの実!
ビッグ・マムの口からカイドウの悪魔の実について少し語られました。
正体はウオウオの実でゾオン系幻獣種に分類されることが判明します。
初めて登場した悪魔の実ですね。
悪魔の実の性質上、カナヅチになってしまうため、魚類など、海で泳いだりする能力が得られると予想されるウオウオの実は登場しないと考えていました。
また、悪魔の実の能力として描けない代わりに魚人族を登場させ、魚類の能力を持ち、また泳ぐこともできるキャラクターを描いてきたとも考察していました。
しかし、ウオウオの実がついに登場します。
カイドウが食べたウオウオの実しか作中では登場していないため、他のモデルのウオウオの実は存在しない可能性もあります。
上記の理由から、ウオウオの実モデルシャークなどが存在したとしても、カナヅチで泳ぐことができず能力としてハズレ感が出てしまいます。
カイドウとビッグ・マムが手に入れたいものとは?
カイドウとビッグ・マムは、鬼ヶ島を光月家の城跡に落とし、完全にワノ国の象徴になろうとしています。
そして、ビッグ・マムの「ロードポーネグリフはそこにねェのかい?」という発言。
ビッグ・マムはやはり、カイドウの所持するロードポーネグリフを求めていました。
しかし、カイドウがロードポーネグリフを見せるだけでは、フェアではありません。
恐らくビッグ・マムが所持するロードポーネグリフを見せることが交換条件となっているはずです。
カイドウは「話は手に入れてからだ」と発言し、ロードポーネグリフのやり取りを先延ばしにしました。
話の流れからして、カイドウが持つロードポーネグリフが欲しければ、ビッグ・マムの所持するロードポーネグリフを手に入れてからだという発言に聞こえます。
しかし、ロードポーネグリフの交換をするだけであれば、何も海賊同盟を組んで、大げさな作戦を立てなくても良いはずです。
ひっそりと裏で取引をすれば良いだけのこと。
新鬼ヶ島計画と銘打って、四皇同士の海賊同盟まで結んだということは、同盟を結び、力を合わせなければ手に入れられず、なおかつカイドウ、ビッグ・マムの両者がどうしても手に入れたいものが他にあるはずなのです。
先程も別の見出しで触れたロビンに関しては、確かに両者とも手に入れたい人材だと思いますが、同盟を結ばなくてもカイドウ、ビッグ・マムそれぞれの実力であれば、手に入れられるはずです。
同盟を結ばなければ手に入れられないということは、カイドウとビッグ・マムが相手にしている敵は相当な強さであると予想できます。
また、おでんの航海日誌を読んだヤマトの発言からDの一族の存在はワンピースを目指す上で大きな役割を果たすと考えられます。
四皇が協力しなければならない程、強いDの一族。
ルフィやローでは、四皇にとって格下過ぎます。
もっと上の存在といえば、黒ひげことマーシャル・D・ティーチとも考えられますが、ティーチなら海賊同盟を結ぶ必要はないとカイドウとビッグ・マムは考えそうです。
となれば、残りはシャンクスではないでしょうか?
シャンクスは現状Dの一族ではありませんが、実はDの一族なのではないかという考察もあります。
また四皇の一人であることから、もう一つ在処が謎のロードポーネグリフを所持している可能性も高いです。
海賊同盟を結ぶことで、赤紙海賊団を撃破し、ロードポーネグリフをシャンクス(仮にシャンクスがDの一族だとして)を手に入れられれば、ワンピースに大きく近づくことができますね。
カイドウとビッグ・マムが手に入れたい真の目的はシャンクスが持つロードポーネグリフをシャンクス自身(Dの一族)だと予想します!
ワンピース999話考察まとめ
今回は、『ワンピース』第999話のネタバレ考察をしてきましたが、いかがでしたか?
1000話を目前にし、大盛り上がりの展開がいくつもありましたね。
今カイドウとビッグ・マムがいる鬼ヶ島の屋上に向かっているのは、ルフィ、マルコ&ゾロ、今回の話では登場していませんが、キッドも屋上に向かっています。
誰が屋上に辿り着いて、誰がカイドウを倒すのか大注目の1000話が楽しみです。
また三つ目族と謎も少し明かされました。
三つ目族については今までほとんど触れられていなかったので、突然明かされて驚きました。
そしてカイドウが食べた悪魔の実も明かされます。
ウオウオの実とはまた予想外でした。
前回の飛び六胞全員の能力発覚に続き、カイドウの能力も発覚。
残すところはヤマトの能力が分からないくらいですね!
いよいよ次は1000話です。
今週合併号だったため、来週はワンピース最新話はなく、1000話が公開されるのは、2021年一発目です。
新年早々どのような盛り上がりを見せてくれるのか楽しみですね!!!