ワノ国で新しく登場した大型のキャラクター、ナンバーズをご存じでしょうか。
ジャヤでルフィたちが霧の向こうに見た大きな人影を彷彿とさせるシルエットの正体が、最近ついに明らかになりました!
四皇カイドウと同じく金棒を振り回して暴れるナンバーズですが、カイドウの部下であることと一般的な巨人族よりも大きいこと以外は殆どが謎に包まれています。
今回はそんな謎の多いナンバーズの名前や笑い方に隠された秘密、彼らの正体や強さなど未だ明かされぬ部分を深く考察していこうと思います!
ナンバーズとは
はじめに、現在ナンバーズに関して分かっていることを整理しましょう。
2020年10月13日現在、彼らに関して判明しているのは以下の通りです。
- 四皇カイドウの部下
- 酒乱
- 金棒を振り回して戦う
- メンバーの殆どの名前は漢数字に『鬼』の字がつく
- 古代巨人族と呼ばれ、ブロギーの様な一般的な巨人より大きい
また、複数人いるキャラクターたちをまとめてナンバーズと呼んでいることから、飛び六胞やギフターズの様に百獣海賊団の中の大きな一勢力であることが分かります。
以上を踏まえ、次の項からより詳しくナンバーズを考察していきます。
ナンバーズの謎
ナンバーズが ナンバ歩きのなんばだったら超おもろいよね‼︎尾田さんは言葉遊びも好きだからあり得る‼︎
なんば歩きってのは右手右足を同時に出して歩くことらしいよ‼︎ そして歌舞伎の技!飛び六方が使うらしい‼︎これは匂うな‼︎‼︎
ONE PIECEおもろおおおおおお‼︎‼︎‼︎ pic.twitter.com/VTOqMfM4cN
— サー・スナゴダイル (@ONEPIEC0906) June 10, 2020
この項ではメンバーや人数をこれまでの登場シーンから考察し、冒頭で述べた笑い方に関しても考えていきます。
名前や笑い方に大変特徴があるナンバーズですが、1人ならまだしもナンバーズ全体に共通して似た特徴が見られます。
複数のキャラクターに共通点があるならば、そこには何かしらの理由があると私は思うのです。
まずはメンバーから考察していきます。
ナンバーズのメンバーと名前
現在名前と笑い方が判明しているナンバーズは八茶(ハッチャ)、十鬼(ジュウキ)、五鬼(ゴキ)そして四鬼(ジャキ)です。
- 四鬼(ジャキ)
- 五鬼(ゴキ)
- 八茶(ハッチャ)
- 十鬼(ジュウキ)
八茶以外は漢数字に『鬼』が付くので、恐らく他に一~三鬼、そして六/七そして九鬼が存在しているでしょう。
あくまで私個人の推測ですが、現時点で私は十鬼より後の11以降のナンバーズはおらず、八茶と9番目のナンバーズ以外は全員名前に『鬼』が付くと考えています!
11以降が居ないと言うのは、スクラッチメン・アプーが「10人いるナンバーズ」と明言しているので明らかです。
ナンバーズにも懸賞金って付いてるのかな?🤔
相当暴れてるみたいだから付いてるとしたら高額な懸賞金が懸けられてそうだよね☺️
元々世界政府の物だったからそこをどうしてるのかも気になるよね~#今週のワンピ #onepiece pic.twitter.com/JA6oVgaFHY— いつき (@luffy030852) October 1, 2020
八茶と9番目のナンバーズ以外は全員名前に『鬼』の字がつくと考える根拠は、風水と中国古来の考え方に由来します。
古代中国の考え方に鬼門と言うのが存在します。
これは現在の北東に当たり、反対側の南西の方角は裏鬼門と言われ、鬼がいる不吉な方位とされています。
これらを日本古来の時刻に当てはめると鬼門は午前1時から5時の丑及び寅の刻にあたり、裏鬼門は午後1時から5時の未、申の刻に当たります。
江戸の家康、仙台の政宗の鬼門封じ:江戸時代の地理風水を駆使した都市設計【1】|Japaaan https://t.co/QcKWK9XVXO #仙台 #風水 #江戸時代 pic.twitter.com/HRHP32chn0
— Japaaan (@japaaan_com) May 27, 2020
私たちが普段想像する牛と同じく角を生やし、虎のパンツを履いた鬼の姿はこの鬼門に由来します。
しかし、現代の時計で言うところの8時の方角は古来の考え方では裏鬼門と重なります。
邪気(鬼)が鬼門から裏鬼門に抜けていくと考えるならば、8時の方角は丁度邪気(鬼)が抜けていく方角と言えます。
更に風水の1つにタロットカードと言うのがあります。
原作でバジル・ホーキンスが行っているのがそれです。
タロットカードには数字毎に意味があり、特に9と10にはそれぞれ『総和/総括』と『始まりと/終わり』を意味します。
1~8の鬼たちをまとめである9番目、そして鬼の始まりと終わりの狭間の10番目とすると10番目は鬼と鬼の間に存在することになりますが、9番目はまた違った性質に思えるのではないでしょうか。
鬼門の考え、タロットカードにおける9と10の意味の2つの要素から私は八茶と9番目以外のナンバーズには『鬼』が付くと考えます!
笑い方
ONE PIECEのキャラクターは皆特徴的な笑い方をします。
今回のナンバーズも同様ですが、彼らの笑い方にはこれまでのキャラクターたちとは違った要素が伺えます。
何故ならこれまで登場したキャラクターの笑い方は名前に関係なかったにも関わらず、ナンバーズは漏れなく名前を示す様な笑い方をしているからです!
例えば神・エネルは「ヤハハ」と笑い、ハグワール・D・サウロは「デレシシ」と笑います。
しかしこれらに特に意味はなく、名前とも関係ありません。
でもナンバーズは違います。
八茶は「ハチャチャ」と笑い、五鬼は「ゴキキ」と笑い明らかに名前と関係しています。
まるで動物のような笑い方をするのです!
そこで考えられるのが、ナンバーズが悪魔の実の能力者である可能性です!
言葉を発しない能力者を皆さんは覚えていますか?
それはインペルダウンに出てきた獄卒獣たちです!
クロコダイルは当時、彼らに関して「覚醒した動物(ゾオン)系の能力者」と説明しています。
マジすか
クロコダイルがインペルダウンの獄卒獣のことを、覚醒したゾオン系の能力者って言ってたからてっきりロギアも出来るもんかと… pic.twitter.com/5z6WHD8Vg1
— らいす (@FgDWSiEyDxjoZPp) August 30, 2018
つまり、ナンバーズも同様に覚醒した動物系の能力者である可能性があるのです!
ナンバーズの笑い方から虫をモデルとした能力者ではないでしょうか。
五鬼はゴキブリで、八茶は蜂と言った感じでしょうか。
いずれにせよ、明確な描写が無いため憶測の域を出ません。
今後の更なるナンバーズの詳細解明に期待です!
ナンバーズの正体と強さ
未だ謎の多いナンバーズですが、私はナンバーズには2つの大きな組織が関わっていると考えます。
その2つの組織と言うのが、世界政府とジェルマ66です!
まずは世界政府の関わりから説明していきます。
ナンバーズと世界政府
ナンバーズの特徴と言えば笑い方や名前、そしてその大きさでしょう。
彼らは古代巨人族と呼ばれ、その大きさは一般的な巨人族よりも大きいのです。
しかし、彼らの正体について気になる台詞があります。
それは四皇ビッグ・マムがナンバーズを目にした時で、「あれがカイドウがパンクハザードから買い取った古代巨人族の失敗作か」と言っているのです!
ナンバーズが出てきましたね~☺️
古代巨人族の失敗作で、カイドウがパンクハザードから買い取ったて事はシーザーのより前ってことだよね?
てことはベガパンクもワノ国と関係あったり?
以前にオロチがベガパンクの名前を出してたけどそれも関係あるのかな?🤔#今後のワンピ#onepiece pic.twitter.com/5kcKPQJmeh— いつき (@luffy030852) September 9, 2020
失敗作と言うことはつまり、ナンバーズは何かしらの実験の過程で作られたと言うことです!
パンクハザードと言えば、かつて世界政府が人体実験を繰り返した島で、そこでは人体の巨大化実験もされていました。
シーザー・クラウンが人造悪魔の実SMILEの素となるSADを製造し、裏で子供達を巨大にする実験をしていたのもこの島です!
つまりナンバーズの出生には世界政府が関わっている可能性が高く、それをカイドウが買い取ったと言うことは世界政府が海賊と取引していたことになります!
このことからナンバーズは、オーズのような遠い国に存在した巨人ではなく、政府によって意図的に作られた者たちなのかもしれないのです!
ナンバーズと悪の軍団
ナンバーズが人の手によって創られた可能性を述べましたが、巨人族を越える大きさの人間を創るのは容易ではありません。
トラファルガー・ローも言うように、人体の巨大化は世界政府が長年続けている実験です。
長年続けられると言うことは、それだけ失敗していることを意味します。
シーザーもそんな政府の鼻を明かそうと子供達に薬物を投与していましたが、理想からは程遠い結果に終わっています。
それでも巨人族を越える大きさの古代巨人族、ナンバーズはキチンと存在します。
失敗作でもあれほどの強さであれば戦闘で使えるかもしれないのに、何故ナンバーズの様な巨人は生まれなくなったのでしょう。
今まで可能であったものが突然困難になると言うことは、何か大きな要因の欠落が伺えます。
その大きな要因として考えられるのが、ジェルマ66の科学力です!
現ジェルマの総帥であるヴィンスモーク・ジャッジはかつてDr.ベガパンクと共に研究に明け暮れ、ベガパンクはその過程で血統因子を発見します。
政府はこの過程を危険視し、当時の研究チームを買収しました。
五老星が危惧する「世界の均衡」を崩す発端になりかねない“ジェルマ66”の存在を容認する世界政府。
ジャッジの要求にも早急に応じるなどかなり協力的。
「海軍vsジェルマ66」が実話なら、いつからこんなズブズブの関係に? pic.twitter.com/xaeGEZo7Th— まな (@mana__) June 3, 2020
ジャッジだけは政府の手から逃れてました。
ベガパンクが発見した血統因子とは、生命の設計図と呼ばれています。
ヴィンスモーク・サンジは実母の必死の抵抗で普通の人間として生まれましたが、除く彼の姉弟は皆ジャッジが血統因子を意図的に操作することで強靭な体を手に入れました。
血統因子を生命の設計図とするならば、場合によっては単純な強さだけでなく大きさや性別も自在に操れたと考えられます。
つまりジェルマ66が研究チームから抜けたことで、ジャッジの様に正確に血統因子を操作することが出来なかった為、政府の人体の巨大化実験は行き詰まり、その実験を繰り返す過程で生まれたのがナンバーズである可能性が考えられます。
ナンバーズは古代巨人族の『失敗作』ですが、その強さの根幹にはあのサンジの姉弟たちと同じ科学力が関わっている可能性があります。
更にあのカイドウが欲した勢力であることから、その強さは相当なものであることに疑いの余地はありません。
お酒に酔っていてもフランキー将軍を子供のように扱うナンバーズが、素面だとどれ程の強さを見せるのでしょうか。
恐らくその強さは私たちの想像を遥かに越えることでしょう。
まとめ
まだまだ謎が多いナンバーズですが、その正体や笑い方、メンバーに関して様々な可能性に当記事を通して気付いて頂けたかと思います。
今はまだ酒によって暴れてるだけですが、Dr.ベガパンクやジェルマの科学力の関わりやカイドウが自身の海賊団の一派と位置付けていることから、その実力は相当なものでしょう。
今後更なるヒートアップが予想されるワノ国の激闘が続く中で、どの様な強さを魅せるか要注目の勢力であることは間違いないでしょう。