羌瘣(きょうかい)は、キングダムの主人公「信」が率いる飛信隊の右腕で、幻の刺客一族・蚩尤(しゆう)の名を受け継ぐ超強い女剣士です。
伝説の刺客一族「蚩尤」の後継候補として育てられましたが、姉同然に慕っていた同族の羌象(きょうしょう)を謀殺されたことにより、復讐を目的とし、それだけのために生きていました。 そのため、初期の羌瘣は、無口・無愛想・自分の感情をあまり口にしない。
ただ、だからこそ重い名言・セリフが多いです。
その後、「信」と「飛信隊」を関わっていく中で、復讐のその先を見据え歩き出した羌瘣は、知力も武力もずば抜けて高い一方、天然発言もたびたび見られ、可愛さ満点なキャラクターになっていきます。
今回は、段々変化していく「羌瘣」の魅力あふれる名言・名セリフを10個集めてみました。
羌瘣(きょうかい)の名言・名セリフ一覧
- お前と同じだ こんなところで死ぬわけにはいかない
- 持っているモノは人それぞれだ 私は私で生きる目標は持っている
- 一緒に前に進めると思う
- これは許すとは違うかもしれないけど あなたみたいにガムシャラに生きる道も あってもいいんじゃないかって思うよ
- でも背中に感じるこの一条の光……この光さえあれば私は戻れる
- あなたが 夢見た外の世界で あなたの分も私は精一杯生きるよ 象姉 見守っていて下さい 象姉
- 私の帰る場所は・・・もう他の所にあるんだ・・・
- 私は二つの目標を立てた 私も将軍を目指すぞ、信・・・・二つ目は……お前の子を産む
- 独立はない 私は最後まで飛信隊だ
以上が、作中で名言・名セリフと感じたものです。
ここからこれらの名言が使われた場面を詳しく紹介していきますね。
羌瘣の各名言の詳細について
それでは、羌瘣の名言達を詳しく見ていきます!
お前と同じだ こんなところで死ぬわけにはいかない

引用:第6巻60話
少ない騎馬隊で宮元(敵の副将)の首を取ろうとする秦の陣営。
信と羌瘣がいる伍(五人一組の部隊)は歩兵であり、歩兵は遅れれば死が待っている。
初期の羌瘣は無口(話すのが嫌い)であったが、さすがに部隊のメンバーに生き残るための術を話し出します。
そのため信に「やけにしゃべるようになったじゃねぇか」と突っ込まれた時にこのように答えます。
この頃の羌瘣は復讐を目的としており、戦に参加しているのもその仇の情報を集めるためだけだったため、「こんなところで」という重いセリフになっているのかもしれません。
お前如きに・・・蚩尤の何が分かる

引用:第9巻88話より
「大王・政の身が危ない」と知らせがあり、王宮へ向かった信と河了貂の2人。
王宮では複数の刺客たちが政の命を狙って暗躍していました。
そのうちの一人が、羌瘣でした。
信と羌瘣は話を始め、「羌瘣の正体は刺客であったこと、秦王を殺しに来たこと」羌瘣は素直に認め、「秦王の首を持って行く」と言います。
そして、信と羌瘣の戦いが始まった。
信のすばやい攻撃を羌瘣は剣を使わずに、全て完璧に避けます。羌瘣の方も、信に本気で攻撃しているようには見えない。
信は「秦王・政を戦友だから命を張って助ける」と言い、また「信にとっては羌瘣も同じ戦争で共に戦った仲間だ」といいます。
理解できないと言う羌瘣に対し、お前も同じだろうと言い返します。
「大体お前は言ってることとやってることがバラバラだぞ 刺客のくせに戦場行ったり 殺す殺すっつっても さっきから剣にはイマイチ殺気を感じねェ!……皆がお前に一目置いてんだ 羌瘣がいて助かったってなァ…お前もどう考えても戦場向きだろうが寝込み襲う刺客なんてしみったれたモンやってる場合じゃねェぞ 羌瘣」!!と信が言ったあとに、羌瘣はこのように返します。
信と過ごしているうちに、だんだんと羌瘣も迷いがでてきてるのではないでしょうか。
持っているモノは人それぞれだ 私は私で生きる目標は持っている
持ってるものは人それぞれだ。私は私で生きる目標は持っている – 羌瘣 (キングダム) #10950 pic.twitter.com/zYHqEyCgnL
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13巻「現る」より
帰ったら結婚すると照れる奴、子どもの年齢や性別の話で盛り上がる奴・・等
そんな皆を遠くからみつめ、少し寂しそうな表情の羌瘣。
たまたま軍議から戻ってきた信に出くわし、どうかしたか?と聞かれてみんな帰る場所があるんだな‥‥と思ったとつぶやく。
里を捨ててたったひとりで象姉の仇討ちのためだけに命を賭けている羌瘣。
それ以外に生きる目的などなかったはずの羌瘣の心にも少し変化が。
仇討ちが済んだらその先がお前にはある、飛信隊という帰る場所も持ってる!だからウジウジすんな!それともここが気にくわねェのか?
と言い放つ信。
象姉の死以来、心が凍りついたままの羌瘣に、仲間たちのぬくもりが少し変化をもたらしているようす。
というか、隊にとってすでに羌瘣はなくてはならない存在でしょう。
この子がどれだけ隊のピンチを救ってきたか‥‥!
本当にこの子には幸せになって欲しいものです‥‥。
一緒に前に進めると思う

引用:第19巻202話より
秦が魏に侵攻してからおよそ2ヶ月―
開戦前夜、信と羌瘣は話をします。
私は地に足がついていない、だからお前達のように前に進めていないと羌瘣が喋ると信は黙って聞いています。
それは、仇を討っていないから・・・・
でも、飛信隊が唯一の帰る場所と自覚もしている。
だから、先を見るため、先を生きていくために、このように言います。
この頃は、もう復讐だけじゃない先の道をしっかりと目に据えています。
これは許すとは違うかもしれないけど あなたみたいにガムシャラに生きる道も あってもいいんじゃないかって思うよ

引用:第33巻357話より
趙の老眉という地で羌瘣は一人の女性と出会う。名は羌明。外の世界につながる羌族の小さな集団の長でした。
過去を聞くと、羌明は村から脱走したのだと言う。脱走者がいたのかと驚きつつも羌瘣はどうして逃げ出したのと聞きます。それに羌明は答える。祭が怖くて逃げたと。
外の世界と羌族のために一生働くことを条件に生かしてもらえるのです。
里では死んだことになっているから二度と戻るな、面汚しと捨て台詞を羌族の使者から利息がついて羌明は生き延びたのでした。
それから十七年、秦で夫がいて子供を二人も設けていました。
それを聞き、羌瘣がこのように返します。
信たちと過ごした時間は確実に羌瘣の荒んだ心を癒していたのですね…
でも背中に感じるこの一条の光……この光さえあれば私は戻れる

引用:第34巻362話より
羌瘣は巫舞の秘密が分かったと言い、話し始めます。
幽連の言っている理屈は正しく、気を内に向けて力を引き出すのであれば、外との断絶により、幽連は巫舞を必要としない化け物になることができたますが、本当にそれが究極なのかと疑問を呈する一筋の光を見ます。
羌瘣は象姉がその対極の力の存在をずっと気にかけていたことを思い出し、象姉が羌瘣を殺すために編み出そうとしていた術を繰り出そうとします。
そして、それは恐らく羌瘣にとって最後の巫舞になるのでした。
その術とは魄領(ハクリョウ)と呼ばれる”巫舞で落とし込める最深の限度の領域”をも超える巫舞で、かつて羌象はその禁を冒し意識不明の状態に陥ったことがあるのです。
象姉は来るべき祭にて、羌瘣に勝つ術を命懸けで模索していたのです。
羌瘣は薄れゆく意識の中で見た一条の光の存在を頼りに、幽連に攻撃を仕掛けます。
幽連はその攻撃を防ぐことでいっぱいな状況。
羌瘣の肺は潰れ、足の血管は破れ、肉体の限界は越えていたが、術を繰り出し続けます。ついに緑穂が幽連の背中を貫いたのでした。
背中に感じる一条の光=象姉や飛信隊
大事なものがあるからこそ、強くなれる。
あなたが 夢見た外の世界で あなたの分も私は精一杯生きるよ 象姉 見守っていて下さい 象姉
私は精一杯生きるよ – 羌瘣 (キングダム) #6670 pic.twitter.com/sfqZxJ0tCz
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34巻「別の道」より
ごめん象姉 象姉のことここに置いてく訳じゃない傍らにいつも感じながら 私は進むよ あなたが 夢見た外の世界で あなたの分も私は精一杯生きるよ 象姉 見守っていて下さい 象姉
とうとう仇討ちを達成。5年かけた復讐の旅の終わり。涙ながら象姉に報告、宣言する姿、涙涙涙
私の帰る場所は・・・もう他の所にあるんだ・・・

引用:第34巻363話より
「象姉…ようやく終わったよ…五年もかかったね 本当はここで終わるつもりだった。元々祭で象姉のために死のうと決めてた。それがあんな結果になったから仇を討つために生きた だから本当に仇を討てばすぐに象姉の所に行こうと思ってた。それ以上生きる意味なんてないって…」
しかし、もはやあのころとは違います。
羌瘣は込み上げる思いに堪えきれずに涙を浮かべる。その思いは象姉の元に逝けない肯謝の涙。
でも 今は別の道が目の前に見えている。
全く別の道が――
微笑みを浮かべる羌瘣は、私の帰る場所はもう他の所にあるんだと答えたのです。
飛信隊を離れて392日――羌瘣はようやく帰途につきました。
やっと・・・・
私は二つの目標を立てた 私も将軍を目指すぞ、信・・・・二つ目は……お前の子を産む
私も将軍を目指すぞ – 羌瘣 (キングダム) #6672 pic.twitter.com/LhZhg1ns4k
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引用:第34巻364話より
飛信隊の兵達も副長の帰還に再び沸きます。お帰り羌瘣、待ってたぞと軍師の貂も出迎える。貂の参入に喜ぶ羌瘣。
皆の歓喜の出迎えを受ける羌瘣は「飛」の軍旗を見上げて、帰ってきた実感を持つのでした。
そして、張り切って活躍する羌瘣。
予想以上の活躍に隊長の信がそんなに張り切らなくていいんじゃねーかと焦りがちで言います。
まだまだと弛めない羌瘣は象姉の分まで精いっぱい生きると誓っていた彼女は二つの目標を立てていました。
子供の作り方をわかっていない羌瘣・・・かわいいです。
独立はない 私は最後まで飛信隊だ

引用:第38巻408話より
羌瘣は今回の論功で三千人将になっており、飛信隊と合わせると八千になるため、羌瘣を飛信隊の副長として枠組みに入れるのはおかしいと指摘されていると信が言うと羌瘣は独立はなく、私は最後まで飛信隊だと力強く言い切りました。
羌瘣の話し方を紹介!声優は?
最初の頃の羌瘣は、無口で性別も隠していた?(あえて言ってなかった)ので、少し男っぽい話し方です。
最近は、信や飛信隊のみんなと打ち解けられていて、かわいい面もたくさん出てきました。
続いて、羌瘣を担当する声優さんについて紹介します。
羌瘣の声を演じているのは、日笠陽子さんです。
日笠陽子さんの出身は神奈川県で、所属事務所は株式会社アイムエンタープライズです。
日笠陽子さんの代表作、『けいおん!』秋山澪や『生徒会役員共』天草シノ、『戦姫絶唱シンフォギア』マリア・カデンツァヴナ・イヴ、『妖狐×僕SS』雪小路野ばらなどの人気先に多数参加している人気の声優さんです。
羌瘣(きょうかい)の名言・名セリフまとめ
以上、「羌瘣の名言・名セリフまとめ」をご紹介してきました。
羌瘣は、初期から段々と良さが出てくる魅力的なキャラです。
最初は復讐しかなかったところから、信や飛信隊と関わっていくことで、人間らしい、女性らしい面も出てきてとても可愛いキャラになってきています。
男女問わずファンも多いのでしょうか?私もファンです。
これからどんどん強く可愛くなっていくだろう羌瘣・・・とても楽しみですね。
それではここで「羌瘣の名言・名セリフ」のご紹介を終わります。