普段の伊之助は野生味が強く・人の話を聞かない・口が悪い等こんな感じですが、そんな伊之助にも可愛らしいシーンがあります。 それが、「ほわほわ」しているシーンです。
普段があんな感じなので、ほわほわしている時がとても可愛く思えてしまいます。 ギャップ萌えというものでしょうか。
伊之助のほわほわしているシーンが好きな方は多いと思います。
なので、今回は伊之助がほわほわしているシーンだけを集めて語りたいと思います。何巻の何話でほわほわしている等、伊之助のかわいい所を調べていきます。
目次
伊之助のほわほわする3つのシーンは何巻何話
これが伊之助が感じてたほわほわか…? pic.twitter.com/Atsnoha8EV
— もち (@mecopi0609) June 13, 2020
伊之助がほわほわしているシーンを代表的なシーンを3つ紹介していきます。
那田蜘蛛山に向かう前の炭治郎とのやりとり
4巻の28話を見ていただくと、伊之助がほわほわしているシーンがあります。
これは、かまぼこ隊が那田蜘蛛山に着いた時に入り口付近で倒れている鬼殺隊員を発見し、駆け寄ろうとすると隊員は何かに勢いよく引っ張られそのまま山の中に入って行ってしまいます。
その様子を見た善逸は驚愕、炭治郎は覚悟を決めたような顔で「……俺は行く」と宣言し、伊之助はそんな炭治郎の一歩前に進み「俺が先に行く」「お前はガクガク震えながら後ろをついて来な!」「腹が鳴るぜ!!」と奮起していました。
そして、炭治郎と伊之助で山の中を探索している時に炭治郎が“山の中から禍々しい匂いがしていて、本当は身体がすくんでいた”事を告白し、一緒に来てくれて心強いと伊之助に感謝していました。
この時、伊之助は感謝の言葉の中に“あたたかさ”を感じ、嬉しい気持ちになっていたのではないかと思います。
他にも、累の母が蜘蛛の糸で操っていた鬼との戦闘中に攻撃を食らいそうになり、炭治郎に助けられ「これ以上俺をホワホワさすんじゃぇ!!」と逆ギレしていました。 ツンデレな反応ですね、とてもかわいいです。
藤の家のおばあさんとのやりとり
同じく4巻の28話の中でほわほわしている所が描写されています。
那田蜘蛛山を探索している時に、炭治郎から感謝の言葉を聞きほわほわした時に藤の家のお婆さんを思い出しています。
お婆さんは藤の家で伊之助達に療養・食事・お風呂・寝床などとたくさんのおもてなしをしていました。
伊之助の着ている服を洗濯したいから新しい着心地の良い浴衣を渡したり、夕食のおかずは「天ぷら」だと教えたりとても良くしてくれていました。
今まで自分に対しても他の人からも親切にされた経験がない伊之助はお婆さんにしてもらった世話の中に“優しさ”とお婆さんの真心に触れ、ほわほわしていました。
この時、初めて人からの善意で心地よくなったのではないでしょうか。
しのぶと指切りげんまんしたとき
18巻の159話で回想シーンで、伊之助がほわほわしていました。
無限城での戦いの最中に「見覚えのある顔だ」と童摩に言われますが、伊之助は会ったことないと否定し童摩よりしのぶと何処かで会ったことあると思っていました。
さらに、しのぶが死んだことを知り、伊之助は怒りを曝け出してしのぶとのやりとりを思い出していました。
伊之助が思い出していたのは、蝶屋敷で治療されていた時にしのぶと「指切りげんまん」をしてほわほわしている所でした。
この時にしのぶから“伊之助を心配する想い”と“優しさ”を伊之助は感じ、ほわほわしています。
他にもしのぶとした「指切りげんまん」で伊之助の記憶の中に残っている母親を思い出し、“懐かしさ”も入っていたのではないでしょうか?もしかしたら、しのぶを自分の母親と重ねていたのかも知れないですね。
伊之助がほわほわする理由を考察
伊之助のほわほわ。 pic.twitter.com/DeXlhMzCQq
— 藤井麻由(まゆまゆ) (@f_m_1201) June 13, 2020
伊之助の「ほわほわ」について考えてみました。
ほわほわの言葉の意味はハッキリしていませんが、恐らく伊之助が感じたことを表現するのに使われている言葉だと考えられます。
ですが、ほわほわシーンを調べていくと伊之助が大体なにを表現したいのか見えてきます。
- 嬉しい時
- 人からの好意を受けた時、感じた時
- 癒されている時
感動 等の状況下で伊之助はほわほわしていたのではないかと考えられますよね。
伊之助がほわほわした後にキレるのはなぜ
姉ちゃん作 伊之助
猪版が良いって言ったら書いてくれた、ほわほわ pic.twitter.com/ESzN9hpDc5— 流星 (@ryusei_06) June 12, 2020
伊之助はほわほわした後にキレることがあるのですが、その理由について考えてみました。
どういう感情なのか分からない
伊之助は猪に育てられたため、人との関わりが少なく、思いやり・優しさ等の概念は持ちあわせていません。
野生では“優しさ”は弱点にしかならないため、今までの伊之助には必要ないものでした。力比べが生き甲斐で、「強い」「弱い」だけが人の判断基準でした。
弱い者には興味がなく、強い者には誰だろうとお構いなしに戦いを挑んでいました。優しさとは無縁だった伊之助は、初めて感謝をされ、人に心配されて、自分でも知らない感情と出会い、胸の奥がムズムズしたのではないでしょうか。
突然出てきた名前も知らない感情に対して伊之助は意味も分からず気色悪く感じたのではないでしょうか。 まるで、自分が自分じゃないみたいな感覚になったのではないかと思います。
表現の仕方が分からない
人に優しくされることに慣れていない伊之助は、優しくされた時に自分はどう表現したらいいのかわからず、モヤモヤしてキレていたのではないかと思います。
まるで小さい子供が言いたいことが相手に上手く伝えられず、キレて癇癪を起こしている時にそっくりですよね。
伊之助の愛らしい一面の一つですね。
この2つが伊之助がほわほわした後にキレる理由に当てはまるのではないでしょうか。
伊之助はツンデレなんですかね。調べていく内にそんな感じに見えてきました。
まとめ
伊之助がほわほわするのは人のあたたかみに触れた時・優しくしてもらった時に嬉しくなったり、感動した時に表れていました。
初登場での伊之助は鼓屋敷に迷い込んでいた人間の女の子を足蹴にしていたり、鬼殺隊員の刀を奪って鬼退治をしていたり等、人としての常識が欠けていましたね。そんな伊之助ですが初めて炭治郎に感謝され、今まで知ることのなかった感情が芽生えた瞬間なのではないでしょうか。
今までの伊之助の戦い方は猪突猛進、ワンマンプレイが基本的な形でした。
しかし、炭治郎や藤の家のお婆さんなどに優しくされ“人の温かみ”を知り、その後の彼の戦い方も変わりました。彼なりに仲間を思いやり、ピンチな時は助けに入るなど人間らしくなっていったように思います。