イタリア生まれの伝統菓子「カッサータ」をご存知ですか?
2021年4月にローソンから「ドライフルーツとナッツのカッサータ」という名前でコンビニスイーツとして発売されてから、じわじわと人気が出つつあります。
名前だけではどんなものなのか全く想像のつかない「カッサータ」。
数年前に流行った「セミフレッド」と同じイタリア発祥のアイスドルチェですが、違いはあるのでしょうか?
今回はSNS上ではすでに話題沸騰中の「カッサータ」について、「セミフレッド」との違いも含め詳しくご紹介していきます。
カッサータの意味や由来は?イタリア語
イタリア・シチリア発祥の伝統菓子「カッサータ」。
まるで宝石を散りばめたステンドグラスのような見た目がなんとも美しいケーキですよね。
見た目はフルーツやナッツの入ったただのチーズケーキのようですが、実はこれ暑い季節に嬉しいアイスケーキなんです。
「カッサータ」という名前の由来はあるのでしょうか?
イタリア語で「cassata」と表記されるカッサータの名前の由来は諸説あります。
- cassa・・・「箱」を意味するイタリア語
- qas’ah・・・「ケーキを成型するのに用いるボウル」を意味するアラビア語
- caseata・・・「チーズの調合」を意味するスペイン語
などがあります。
由来がはっきりしない理由は、発祥の地であるシチリア島は地中海の中央に位置することから古来よりギリシャやローマ、イスラムなど多くの周辺国が領土争いをしてきた歴史があります。
そうした歴史的背景の影響で様々な文化が混ざり合った土地であるため、「カッサータ」の由来についてもはっきりしない部分が多いようです。
カッサータのカロリー
シチリアを代表する冷たいドルチェ「カッサータ」のカロリーはどれくらいあるのでしょうか?
▲こちらはローソンで発売されている「ドライフルーツとナッツのカッサータ」の包装裏側です。
1個当たりのカロリーはなんと、84kcal!
1個当たりのボリュームはそこまでないものの、甘いアイスケーキなので意外と1個で満足できます。
甘いスイーツでこの低カロリーは嬉しいですね!
では本場イタリアのカッサータはどうなのでしょうか?
▲こちらは東京・麻布にお店を構えるイタリアンの名店「ラ・コメータ」が手掛ける本場仕込みの「カッサータ」。
見るからにナッツとドライフルーツぎっしりで、もはや生地の白い部分が見えません。
しかもナッツやドライフルーツは表面に敷き詰められているだけでなく、生地の中にまでぎっしり。
気になるカロリーは、100gあたり397kcal。
ローソンスイーツのカッサータが1個当たり27gで84kcalだったので、これを100gで計算すると約311kcalとなります。
86kcalの差がありますが、見た目にもわかるように本場イタリアのカッサータはナッツやドライフルーツの量が半端じゃないので当然ですね。
それでも1度で食べる量に換算すれば、やはり甘いスイーツの中ではカロリー低めと言えますね!
カッサータはまずい?口コミ・評判は
鮮やかでいかにも写真映えしそうな見た目の「カッサータ」ですが、気になるお味はどうなのでしょうか?
SNSでの口コミや評判を調査してみました。
📍Tailor
初めて食べたカッサータ
一口でハマりました🤍 pic.twitter.com/6eZI22vKn3— ︎︎歩 (@VmpDn) January 27, 2022
ローソンのカッサータ!
美味しい!!! pic.twitter.com/yhrbO5noBU— はたこ 4y♀ (@hatahatakoko) January 26, 2022
くりや製麺所さんと同じ敷地内にある、お隣のカフェ「piccolo」さん♪
1階が輸入車販売、2階がカフェになってます。展示車を眺めながらのコーヒーってなかなかオシャレ✨☕イタリーなアイスケーキ「カッサータ」とコーヒーを頂きました!美味しかった😊 pic.twitter.com/el053swRXv
— ぴー🍭ルビィちゃんとSweets time🍭 (@3939ns) January 25, 2022
こちらは先日の。
カッサータめちゃくちゃ美味しくてドタイプでした‼︎ #鉱物Bar pic.twitter.com/U7wLiMt4VO— かなこ (@otknk0914) January 21, 2022
ローソンの冷凍スイーツが広まった初期からずっとあるけど、今まで食べてなかったカッサータ。お、おいしい〜〜〜!!やっぱローソンの冷凍スイーツは当たりばっかだなぁ…。スポンジはほろほろでクリームが程よくシャリシャリしてて、ドライフルーツの酸味がめっちゃ良い💕#ラギのスイーツ日記 pic.twitter.com/pzfz9YbbDO
— ラギ (@van_ragi12) January 27, 2022
SNS上ではとにかく「美味しい」との口コミが目立ちました。
リコッタチーズ×ナッツ&ドライフルーツの組み合わせは間違いなしですよね!
カッサータとセミフレッドの違い
「カッサータ」とおなじアイスドルチェのお仲間に「セミフレッド」というものがあります。
日本でも数年前に流行った「セミフレッド」ですが、「カッサータ」との違いは何なのでしょうか?
この2つの大きな違いは、
”完全に冷凍状態か、半分凍った状態か”
です。
セミフレッドとは、「セミ=半分」「フレッド=凍った」というその名の通り「半分凍った」ようなやわらかい食感が特徴のイタリア生まれのジェラートです。
また材料も大きく異なり、カッサータは「生クリーム×リコッタチーズ×ナッツ&ドライフルーツ」ですが、セミフレッドの基本的な材料は「生クリーム×カスタード」のみ。
作り方も至って簡単で、市販のカスタードを使えばあとはホイップして冷凍庫で3~4時間冷やし固めるだけ。
食べるときにお好みのジャムをのせれば完成という、驚きのシンプルさです。
どちらも冷たいドルチェには変わりないので、チーズ好きさんには「カッサータ」がおすすめです。
まとめ
今回はイタリア・シチリア発祥のアイスドルチェ「カッサータ」についてご紹介しました。
コンビニでは売り切れ続出の人気ぶりに加え、有名イタリアンやパティスリーなども続々とオリジナル商品を出している「カッサータ」。
季節に関係なくその人気はますます右肩上がりになるのは間違いなしです!
「美味しい!」との声多数の「カッサータ」、見つけたらぜひ挑戦してみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。