鬼滅の刃ではお馴染みの鬼殺隊をまとめる存在で有名な産屋敷耀哉。
普段は温厚で慈愛に満ちていて鬼殺隊員のことを自分の子供のように思っている優しいお方ですが、心の奥には代々受け継がれてきた想いが……
ということで、今回は産屋敷耀哉の名言・名シーンを調べて見ました。
産屋敷耀哉のキャラクター紹介
役職 | 産屋敷一族の97代目当主 |
呼び名 | お館様 |
年齢 | 23歳 |
家族構成 |
7人家族(妻:あまね 長女:ひなき 次女:にちか 長男:輝利哉 三女:くいな 四女:かなた) |
人柄 |
穏やかで冷静沈着な性格。 先見の明を持つ。 彼の声は聞く者に安らぎを与える。(1/F揺らぎ) |
産屋敷耀哉の名言や名セリフ
おはようございます
以前どなたかのツイートでお見かけして記憶残ってたので読み直し。
(🙏どなたか忘れました)こんなふうになりたい。
気持ち的に「ついて行きます!」ってなるもんなぁ〜#産屋敷耀哉#おは戦20717jk 🍺 pic.twitter.com/JpWPUjEv8N— ビズターキー@今日から僕は (@biztarkie) July 16, 2020
「寂しくはないよ 私ももう長くは生きられない 近いうちに杏寿郎や皆のいる…黄泉の国へ行くだろうから」
8巻の66話「黎明に散る」で無限列車の調査で炭治郎達と行動を共にしていた炎柱・煉獄杏寿郎さんが、上弦の鬼・猗窩座との戦いで亡くなったという報せが柱と産屋敷耀哉の元に届きました。
この報せを聞いた柱達は、煉獄さんの死に悲しみと鬼に対しての認識を改めて実感している感じでした。
産屋敷さんは、煉獄さんの死について悲しみ嘆き、そして自分の寿命が長くないと知っていたので、まるで天国にいる煉獄さんに伝えるかのように言ったセリフですね。
一回目に読んだ時は、耀哉自身も病弱で短命だから出たセリフなのかな思いました。
でも、そんなこともなくちゃんとこのセリフにも意味があったんだなと後に分かりましたね。
「鬼舞辻無惨 お前は必ず私たちが私たちの代で倒す 我が一族唯一の汚点であるお前は…!!」
11巻の97話「何度生まれ変わっても(後編)」で遊郭編で炭治郎・善逸・伊之助と共に音柱・宇随天元が上弦の陸の堕姫と妓夫太郎を倒したという報せが産屋敷耀哉の元に届きます。
この時もうすでに産屋敷さんの体は弱っており、寝たきり状態になっていました。
ですが、布団から起き上がりこの報せを聞いて、たくさんの鬼殺隊員を犠牲にしてまで無惨を追いかけてきましたが、全く進展しなかったという状況が一変すると喜びと共に産屋敷一族の念願を叶えると誓うセリフです。
普段は温厚で慈愛に満ちている感じの耀哉ですがこの時だけは心の奥底から湧き上がるどす黒い感情が表に出ていると思いましたね。
このセリフの前に血を吐いている描写もあり、耀哉の寿命がもうすぐそこなんだと感じられるシーンです。
「永遠というのは人の想いだ 人の想いこそが永遠であり 不滅なんだよ」
16巻の137話「不滅」で千年追い続けてきた無惨が単身で産屋敷耀哉の屋敷に姿を現しました。
屋敷には耀哉の他に妻・あまね、娘のひなき・にちかの三人だけで護衛はいませんでいた。
この状況に無惨は「奇妙は懐かしさ 安堵感…気色が悪い」と感想を述べていましたね。
そして耀哉と無惨の会話の中で、無惨の夢は「永遠」「不滅」だと言い当て無惨もすぐに叶うと言うが、「君は…思い違いをしている」と否定し、その後に言ったセリフです。
この時の耀哉は自分よりも年下の子に話すような話し方をしているなと感じました。
間違ったことをした子供を諭すように物事について説明している感じですね。
「本来ならば一生眠っていたはずの虎や龍を君は起こした 彼等はずっと君を睨んでいるよ 絶対に逃がすまいと」
16巻の137話「不滅」で、産屋敷一族の呪いについて話していました。
それは、生まれてくる子供たちは病弱ですぐに死んでしまい、一族が絶えかけるというものでした。
「産屋敷家の血筋から鬼が出ている その者を倒す為に心血を注げば一族は絶えない」という神主の助言のもとで鬼殺隊を作り、鬼無辻無惨を追っていました。
この話を聞いた無惨は「私には何の天罰も下っていない 何百何千という人間を殺しても私は許されている この千年神も仏も見たことがない」と豪語します。
それについて耀哉は「君は誰にも許されていない この千年間一度も」という言葉とともに言ったセリフです。
このセリフの中に、強い怒りも入っていたのではないかと思いました。
全く反省していない無惨に対して、これから天罰が下るよと遠回しに伝えている気もしました。
「ありがとう 無惨」
16巻の137話「不滅」で、話の最中ずっと無感情だった無惨が、耀哉の「君が死ねば全ての鬼が滅ぶんだろう?」という言葉で初めて無惨の気が揺らぎ、明らかに動揺していました。
言いたかったことを全て言えたと満足そうに言う耀哉は「私の死が無意味なわけではない」「私が死ねば今まで以上に鬼殺隊の士気が上がる」と最後に警告しました。
そして、自分の話を最後まで言い終わると無惨に対して礼として言ったセリフです。
最大の敵に対しても感謝を言う耀哉の心の広さを改めて実感できるシーンだと思います。
「作戦通りに進んでくれてありがとう」なのか単純に話を最後まで聞いてくれたことへの感謝なのかは耀哉のみぞ知るですかね。
「ごめんね 刀は振ってみたけれど すぐ脈が狂ってしまって十回もできなかった 叶うことなら私も君たちのように 体一つで人の命を守れる強い剣士になりたかった」
19巻の168話「百世不磨」の風柱・不死川実弥の過去シーンからです。
実弥に育手を教えてくれ、兄のような存在だった“粂野匡近”が鬼との戦いで亡くなり、実弥が柱となって初めて産屋敷耀哉と対面した時でした。
この時の実弥は大切な人の死とこの世の不条理に対しての怒りで初めて会った産屋敷耀哉の事を「自分の手を汚さず 命の危機もなく 一段高い所から涼しい顔で 指図だけするような奴」と決めてくってかかりました。
そんな実弥に対して産屋敷耀哉が言ったセリフです。
その後にも「君たちが捨て駒だとするならば 私も同じく捨て駒だ 鬼殺隊を動かす駒の一つに過ぎない私が死んだとしても何も変わらない 私の代わりはすでに居る」と言い、匡近や死んでいった鬼殺隊員の名前を覚えている耀哉を「お館様」と呼び始めるのでした。
柱達がなんであんなに産屋敷耀哉に対して礼儀正しいのかが分かるシーンだと思います。
「禰豆子は好きにさせなさい 大丈夫だから」
21巻の185話「匂いのない世界」でずっと眠っていた禰豆子の前に父親・炭十郎が現れ、兄の身に危険が迫っている事を知った禰豆子は父に導かれるように炭治郎の元へ向かい出しました。
この時、97代目当主・産屋敷輝利哉は禰豆子の行動の真意がわからず、とりあえず保護するように指示しようとした時に、亡くなった耀哉が現れ輝利哉に言ったセリフです。
死して尚、自分の子供たち(鬼殺隊員含め)と一緒に戦っているのだなと私は思いました。
産屋敷耀哉の名シーン
まとめ
とても温厚で感情を高ぶらせることのないキャラクターなのかと思っていましたが、そんなことは無く敵に対しての他の誰よりも倒したいという気持ちが強い人だったということが分かりました。
産屋敷耀哉の登場シーンは鬼殺隊員と比べると少ないですが、それでも一つ一つのシーンが奥深い物語がそこにありましたね。